(1) $t = \sin \theta + \cos \theta$ とおく。$\sin \theta \cos \theta$ を $t$ を用いて表せ。 (2) $0 \le \theta \le \pi$ のとき、$t = \sin \theta + \cos \theta$ のとりうる値の範囲を求めよ。 (3) $0 \le \theta \le \pi$ のとき、$\theta$ の方程式 $2\sin \theta \cos \theta - 2(\sin \theta + \cos \theta) - k = 0$ の解の個数を、定数 $k$ が $k=1$、$k=-1.9$ の2つの値の場合について調べよ。
2025/7/30
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
1. 問題の内容
(1) とおく。 を を用いて表せ。
(2) のとき、 のとりうる値の範囲を求めよ。
(3) のとき、 の方程式 の解の個数を、定数 が 、 の2つの値の場合について調べよ。
2. 解き方の手順
(1)
の両辺を2乗すると、
よって、
(2)
より、
したがって、
また、 であるから、の最小値は、のとき、であり、の最大値は、のとき、である。
よって、
したがって、 より、
(3)
与えられた方程式は、
(1)と(2)の結果を用いると、
の範囲は であるから、
のとき、
を満たすのは のみ。
より、
となる は、第3象限と第4象限に存在するが、 の範囲を考えると、第3象限に1つのみ存在する。
したがって、 の個数は1個。
のとき、
を満たすのは と
より、
となる は、第1象限と第2象限に存在する。 であるから、 は第1象限と第2象限に1つずつ存在する。
となる は、第1象限と第2象限に存在する。 であるから、 は第1象限と第2象限に1つずつ存在する。
したがって、 の個数は2個。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) のとき、解の個数は1個。
のとき、解の個数は2個。