与えられた6つの図形の面積をそれぞれ求めます。

幾何学面積三角形正弦定理三角比台形三平方の定理
2025/7/30

1. 問題の内容

与えられた6つの図形の面積をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

**(1)**
三角形の内角の和は180°なので、残りの角は 18030105=45180^\circ - 30^\circ - 105^\circ = 45^\circ です。正弦定理を用いて、残りの辺の長さを求めます。a/sinA=b/sinBa/\sin A = b/\sin B の関係を利用します。
x/sin30=6/sin45x/\sin 30^\circ = 6/\sin 45^\circ
x=6×sin30/sin45=6×(1/2)/(1/2)=32x = 6 \times \sin 30^\circ / \sin 45^\circ = 6 \times (1/2) / (1/\sqrt{2}) = 3\sqrt{2}
三角形の面積は 12absinC\frac{1}{2}ab\sin C を用いて計算できます。
S=12×6×32×sin105=92×sin(60+45)=92(sin60cos45+cos60sin45)=92(3212+1212)=9(32+12)=92(3+1)S = \frac{1}{2} \times 6 \times 3\sqrt{2} \times \sin 105^\circ = 9\sqrt{2} \times \sin(60^\circ + 45^\circ) = 9\sqrt{2} (\sin 60^\circ \cos 45^\circ + \cos 60^\circ \sin 45^\circ) = 9\sqrt{2} (\frac{\sqrt{3}}{2}\frac{1}{\sqrt{2}} + \frac{1}{2}\frac{1}{\sqrt{2}}) = 9(\frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}) = \frac{9}{2}(\sqrt{3}+1)
**(2)**
三角形の内角の和は180°なので、残りの角は 1806075=45180^\circ - 60^\circ - 75^\circ = 45^\circ です。正弦定理を用いて、残りの辺の長さを求めます。
x/sin75=10/sin45x/\sin 75^\circ = 10/\sin 45^\circ
x=10×sin75/sin45=10×(sin(45+30))/(1/2)=102×(sin45cos30+cos45sin30)=102(1232+1212)=10(32+12)=5(3+1)x = 10 \times \sin 75^\circ / \sin 45^\circ = 10 \times (\sin(45^\circ + 30^\circ)) / (1/\sqrt{2}) = 10\sqrt{2} \times (\sin 45^\circ \cos 30^\circ + \cos 45^\circ \sin 30^\circ) = 10\sqrt{2} (\frac{1}{\sqrt{2}}\frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{\sqrt{2}}\frac{1}{2}) = 10(\frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{1}{2}) = 5(\sqrt{3}+1)
三角形の面積は 12absinC\frac{1}{2}ab\sin C を用いて計算できます。
S=12×10×5(3+1)×sin60=25(3+1)32=252(3+3)S = \frac{1}{2} \times 10 \times 5(\sqrt{3}+1) \times \sin 60^\circ = 25(\sqrt{3}+1)\frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{25}{2}(3+\sqrt{3})
**(3)**
三角形の内角の和は180°なので、残りの角は 180135=45/2=22.5180^\circ - 135^\circ = 45^\circ / 2 = 22.5^\circ,もう一つの角も 22.522.5^\circです。
S=12absinCS = \frac{1}{2}ab\sin C を用いて計算できます。
S=12×10×4×sin135=12×40×22=102S = \frac{1}{2} \times 10 \times 4 \times \sin 135^\circ = \frac{1}{2} \times 40 \times \frac{\sqrt{2}}{2} = 10\sqrt{2}
**(4)**
等脚台形なので、高さをhとすると、底辺は 12=2x+812 = 2x+8となり、x=2x = 2です。
三平方の定理より h=8222=644=60=215h = \sqrt{8^2 - 2^2} = \sqrt{64-4} = \sqrt{60} = 2\sqrt{15}
面積は (8+12)/2×215=2015(8+12)/2 \times 2\sqrt{15} = 20\sqrt{15}
**(5)**
正三角形なので、高さをhとすると、h=(5)212=51=4=2h = \sqrt{(\sqrt{5})^2 - 1^2} = \sqrt{5-1} = \sqrt{4} = 2
面積は 1/2×2×2=21/2 \times 2 \times 2 = 2
**(6)**
等脚台形なので、高さをhとすると、底辺は 9=2x+39 = 2x+3となり、x=3x = 3です。
三平方の定理より h=5232=259=16=4h = \sqrt{5^2 - 3^2} = \sqrt{25-9} = \sqrt{16} = 4
面積は (3+9)/2×4=6×4=24(3+9)/2 \times 4 = 6 \times 4 = 24

3. 最終的な答え

(1) 92(3+1)\frac{9}{2}(\sqrt{3}+1)
(2) 252(3+3)\frac{25}{2}(3+\sqrt{3})
(3) 10210\sqrt{2}
(4) 201520\sqrt{15}
(5) 22
(6) 2424

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