あるクラスの男子生徒20人の50m走の記録が度数分布表で与えられています。この表を用いて、以下の問いに答えます。 (1) 表中の $x$ の値を求め、度数分布表をヒストグラムで表します。 (2) 中央値が含まれる階級を答えます。 (3) 最頻値を求めます。 (4) 記録が8.2秒以上の生徒の相対度数を答えます。

確率論・統計学度数分布表ヒストグラム中央値最頻値相対度数
2025/4/5

1. 問題の内容

あるクラスの男子生徒20人の50m走の記録が度数分布表で与えられています。この表を用いて、以下の問いに答えます。
(1) 表中の xx の値を求め、度数分布表をヒストグラムで表します。
(2) 中央値が含まれる階級を答えます。
(3) 最頻値を求めます。
(4) 記録が8.2秒以上の生徒の相対度数を答えます。

2. 解き方の手順

(1) xx の値を求めるには、度数の合計が20人であることから、以下の式を立てて解きます。
1+7+5+x+2+2=201 + 7 + 5 + x + 2 + 2 = 20
x=2017522=3x = 20 - 1 - 7 - 5 - 2 - 2 = 3
したがって、x=3x=3となります。
度数分布表をヒストグラムに表すには、横軸に階級(秒)、縦軸に度数(人数)をとり、各階級に対応する度数を棒グラフで表します。
(2) 中央値は、データを大きさ順に並べたときの中央の値です。生徒数が20人なので、中央値は10番目と11番目の生徒の記録の平均値です。
度数分布表から、
6.6~7.0秒未満の生徒は1人
7.0~7.4秒未満の生徒は7人
7.4~7.8秒未満の生徒は5人
したがって、7.0~7.4秒未満の生徒までで8人、7.4~7.8秒未満の生徒までで13人になります。
つまり、10番目と11番目の生徒は7.4秒以上7.8秒未満の階級に含まれます。
(3) 最頻値は、度数が最も多い階級の値です。度数分布表を見ると、7.0~7.4秒未満の階級の度数が7人で最も多いので、最頻値はこの階級の代表値となります。階級の代表値は、階級の中央の値で求められます。
(7.0+7.4)/2=7.2(7.0 + 7.4) / 2 = 7.2
したがって、最頻値は7.2秒です。
(4) 記録が8.2秒以上の生徒は、8.2~8.6秒未満の生徒2人と、8.6~9.0秒未満の生徒2人の合計で、4人です。
相対度数は、その階級の度数を全体の度数で割ったものです。
相対度数 = 4人 / 20人 = 0.2

3. 最終的な答え

(1) x=3x = 3
ヒストグラムは、省略します。(各階級の度数を示す棒グラフを描画してください)
(2) 7.4秒以上7.8秒未満
(3) 7.2秒
(4) 0.2

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