問題は以下の通りです。 比例 $y = \frac{3}{2}x$ のグラフと反比例 $y = \frac{a}{x}$ (ただし $a < 0$) のグラフがある。 比例のグラフ上に $x$ 座標が4である点Aがある。 反比例のグラフ上に点Bがある。 点Aと点Bを結ぶ。 比例のグラフ上に、点Bと $y$ 座標が等しい点Cがある。 点Bと点Cを結ぶ。 (1) 点Aの $y$ 座標を求めよ。 (2) 線分ABと $x$ 軸との交点をDとする。$AD = BC$ となるとき、$a$ の値を求めよ。

代数学比例反比例グラフ方程式座標
2025/7/31

1. 問題の内容

問題は以下の通りです。
比例 y=32xy = \frac{3}{2}x のグラフと反比例 y=axy = \frac{a}{x} (ただし a<0a < 0) のグラフがある。
比例のグラフ上に xx 座標が4である点Aがある。
反比例のグラフ上に点Bがある。
点Aと点Bを結ぶ。
比例のグラフ上に、点Bと yy 座標が等しい点Cがある。
点Bと点Cを結ぶ。
(1) 点Aの yy 座標を求めよ。
(2) 線分ABと xx 軸との交点をDとする。AD=BCAD = BC となるとき、aa の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aは y=32xy = \frac{3}{2}x のグラフ上にあり、xx 座標は4である。
したがって、点Aの yy 座標は
y=32×4=6y = \frac{3}{2} \times 4 = 6
(2) 点Bの xx 座標を tt とする。
点Bは反比例 y=axy = \frac{a}{x} のグラフ上にあるので、y=aty = \frac{a}{t}
点Bは比例 y=32xy = \frac{3}{2}x のグラフ上にあるので、at=32t\frac{a}{t} = \frac{3}{2}t
したがって、 a=32t2a = \frac{3}{2}t^2
点Cの yy 座標は点Bの yy 座標と同じなので、at\frac{a}{t}
点Cは比例 y=32xy = \frac{3}{2}x のグラフ上にあるので、at=32x\frac{a}{t} = \frac{3}{2}x
したがって、点Cの xx 座標は x=23×at=2a3tx = \frac{2}{3} \times \frac{a}{t} = \frac{2a}{3t}
BC=t2a3tBC = t - \frac{2a}{3t}
点A(4, 6), 点B(t, at\frac{a}{t})
直線ABの式を y=mx+ny = mx + n とおくと、
6=4m+n6 = 4m + n
at=tm+n\frac{a}{t} = tm + n
n=64mn = 6 - 4m
at=tm+64m\frac{a}{t} = tm + 6 - 4m
AD=(xAxD)2+(yAyD)2AD = \sqrt{(x_A - x_D)^2 + (y_A - y_D)^2}
ABの式は y6=6at4t(x4)y - 6 = \frac{6 - \frac{a}{t}}{4 - t} (x - 4)
y = 0 の時 x=xDx = x_D である。
6=6at4t(xD4)-6 = \frac{6 - \frac{a}{t}}{4 - t} (x_D - 4)
xD=46(4t)6at=46(4t)t6tax_D = 4 - \frac{6(4 - t)}{6 - \frac{a}{t}} = 4 - \frac{6(4 - t)t}{6t - a}
AD=(4xD)2+62=(6(4t)t6ta)2+36AD = \sqrt{(4 - x_D)^2 + 6^2} = \sqrt{(\frac{6(4 - t)t}{6t - a})^2 + 36}
BC=t2a3t=3t22a3tBC = t - \frac{2a}{3t} = \frac{3t^2 - 2a}{3t}
AD=BCAD = BC
(6(4t)t6ta)2+36=3t22a3t\sqrt{(\frac{6(4 - t)t}{6t - a})^2 + 36} = \frac{3t^2 - 2a}{3t}
両辺を2乗して
(6(4t)t6ta)2+36=(3t22a3t)2(\frac{6(4 - t)t}{6t - a})^2 + 36 = (\frac{3t^2 - 2a}{3t})^2
a=32t2a = \frac{3}{2}t^2を代入して
(6(4t)t6t32t2)2+36=(3t23t23t)2=0(\frac{6(4 - t)t}{6t - \frac{3}{2}t^2})^2 + 36 = (\frac{3t^2 - 3t^2}{3t})^2 = 0
(6(4t)tt(632t))2+36=0(\frac{6(4 - t)t}{t(6 - \frac{3}{2}t)})^2 + 36 = 0
36(4t)2(632t)2+36=0\frac{36(4 - t)^2}{(6 - \frac{3}{2}t)^2} + 36 = 0
36(4t)294(4t)2=36\frac{36(4 - t)^2}{\frac{9}{4}(4 - t)^2} = -36
これはありえない。
したがって、AD = BC より
(4xD)2+(60)2=3t22a3t\sqrt{(4 - x_D)^2 + (6 - 0)^2} = \frac{3t^2 - 2a}{3t}
y=32xy = \frac{3}{2}xにBのx座標tを代入するとB(t, 32t\frac{3}{2}t)
y=axy = \frac{a}{x}なので、32t=at\frac{3}{2}t = \frac{a}{t} よってa=32t2a = \frac{3}{2}t^2
点CはBとy座標が同じなのでC(2a3t\frac{2a}{3t}, 32t\frac{3}{2}t)
BC = t2a3tt - \frac{2a}{3t}
y=32xy = \frac{3}{2}xにAのx座標4を代入するとA(4, 6)
AD = (4xD)2+62\sqrt{(4 - x_D)^2 + 6^2}
直線ABの式は傾きは632t4t\frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t}なので
y=632t4tx+ny = \frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t} x + n
点(4, 6)を通るので、6=632t4t4+n6 = \frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t} * 4 + n
n=64632t4t=246t24+6t4t=0n = 6 - 4 * \frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t} = \frac{24 - 6t - 24 + 6t}{4 - t} = 0
したがって、ABの式はy=632t4txy = \frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t} x
x軸上の交点Dは、0 = 632t4tx\frac{6 - \frac{3}{2}t}{4 - t} x よってx=0 よってD(0,0)
AD = 42+62=16+36=52\sqrt{4^2 + 6^2} = \sqrt{16 + 36} = \sqrt{52}
BC=t2a3tBC = t - \frac{2a}{3t}
AD = BCより 52=t2a3t\sqrt{52} = t - \frac{2a}{3t}
52=t232t23t=tt=0\sqrt{52} = t - \frac{2*\frac{3}{2}t^2}{3t} = t - t = 0
これはあり得ない。
A(4, 6), B(t, at\frac{a}{t})
直線ABの式は
y6=at6t4(x4)y - 6 = \frac{\frac{a}{t} - 6}{t - 4} (x - 4)
直線ABとx軸の交点D(Xd, 0)
06=at6t4(Xd4)0 - 6 = \frac{\frac{a}{t} - 6}{t - 4} (Xd - 4)
6(t4)=(at6)(Xd4)-6 (t - 4) = (\frac{a}{t} - 6) (Xd - 4)
Xd4=6(t4)at6=6t(t4)a6tXd - 4 = \frac{-6(t-4)}{\frac{a}{t}-6} = \frac{-6t(t-4)}{a-6t}
Xd=46t(t4)a6t=4a24t6t2+24ta6t=4a6t2a6tXd = 4 - \frac{6t(t-4)}{a-6t} = \frac{4a-24t-6t^2+24t}{a-6t} = \frac{4a-6t^2}{a-6t}
AD=(44a6t2a6t)2+62AD = \sqrt{(4-\frac{4a-6t^2}{a-6t})^2 + 6^2}
BC=t2a3tBC = t - \frac{2a}{3t}
AD = BCを計算するのは困難。
(1)で求めたAの座標を使って考える。
A(4, 6)

3. 最終的な答え

(1) 点Aの yy 座標は 6
(2) 計算が複雑になるため、答えを求めることができませんでした。

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