与えられた図において、$\angle D$ の大きさを求める問題です。図には、線分ADの長さが$\sqrt{6}$、線分CDの長さが$\sqrt{2}$、線分ABの長さが$\sqrt{21}$、$\angle ABC = 45^{\circ}$、$\angle ACB = 60^{\circ}$の情報が与えられています。また、線分ACの長さを $a$ としています。

幾何学角度三角形正弦定理余弦定理
2025/7/31

1. 問題の内容

与えられた図において、D\angle D の大きさを求める問題です。図には、線分ADの長さが6\sqrt{6}、線分CDの長さが2\sqrt{2}、線分ABの長さが21\sqrt{21}ABC=45\angle ABC = 45^{\circ}ACB=60\angle ACB = 60^{\circ}の情報が与えられています。また、線分ACの長さを aa としています。

2. 解き方の手順

まず、ABC\triangle ABCに着目します。BAC\angle BACの角度を求めます。三角形の内角の和は180180^{\circ}なので、
BAC=180ABCACB=1804560=75\angle BAC = 180^{\circ} - \angle ABC - \angle ACB = 180^{\circ} - 45^{\circ} - 60^{\circ} = 75^{\circ}となります。
次に、ABC\triangle ABCにおいて、正弦定理を用いて線分ACの長さaaを求めます。正弦定理より、
ACsinABC=ABsinACB\frac{AC}{\sin \angle ABC} = \frac{AB}{\sin \angle ACB}
asin45=21sin60\frac{a}{\sin 45^{\circ}} = \frac{\sqrt{21}}{\sin 60^{\circ}}
a=21sin45sin60=212232=2123=72=14a = \frac{\sqrt{21} \cdot \sin 45^{\circ}}{\sin 60^{\circ}} = \frac{\sqrt{21} \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{\sqrt{21} \cdot \sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \sqrt{7} \cdot \sqrt{2} = \sqrt{14}
よって、a=14a = \sqrt{14}となります。
次に、ADC\triangle ADCに着目します。余弦定理を用いて、ADC\angle ADCを求めます。ADC\angle ADCθ\thetaとすると、
AC2=AD2+CD22ADCDcosθAC^2 = AD^2 + CD^2 - 2 \cdot AD \cdot CD \cdot \cos \theta
(14)2=(6)2+(2)2262cosθ(\sqrt{14})^2 = (\sqrt{6})^2 + (\sqrt{2})^2 - 2 \cdot \sqrt{6} \cdot \sqrt{2} \cdot \cos \theta
14=6+2212cosθ14 = 6 + 2 - 2 \sqrt{12} \cos \theta
14=843cosθ14 = 8 - 4\sqrt{3} \cos \theta
6=43cosθ6 = -4\sqrt{3} \cos \theta
cosθ=643=323=32\cos \theta = -\frac{6}{4\sqrt{3}} = -\frac{3}{2\sqrt{3}} = -\frac{\sqrt{3}}{2}
cosθ=32\cos \theta = -\frac{\sqrt{3}}{2}となるのは、θ=150\theta = 150^{\circ}のときです。
したがって、ADC=150\angle ADC = 150^{\circ}となります。

3. 最終的な答え

D=150\angle D = 150^{\circ}

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