放物線 $y = x^2 + ax + b$ を原点に関して対称移動し、さらにx軸方向に3、y軸方向に6だけ平行移動したところ、放物線 $y = -x^2 + 4x - 7$ が得られた。このとき、$a, b$ の値を求める。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数係数比較連立方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

放物線 y=x2+ax+by = x^2 + ax + b を原点に関して対称移動し、さらにx軸方向に3、y軸方向に6だけ平行移動したところ、放物線 y=x2+4x7y = -x^2 + 4x - 7 が得られた。このとき、a,ba, b の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 放物線 y=x2+ax+by = x^2 + ax + b を原点に関して対称移動する。原点対称な点の座標は (x,y)(x,y)(x, y) \rightarrow (-x, -y) となるので、対称移動後の放物線は y=(x)2+a(x)+b-y = (-x)^2 + a(-x) + b となり、これを整理すると、
y=x2+ax+by = -x^2 + ax + b
(2) 放物線 y=x2+ax+by = -x^2 + ax + b をx軸方向に3、y軸方向に6だけ平行移動する。
平行移動後の放物線は y6=(x3)2+a(x3)+by - 6 = -(x - 3)^2 + a(x - 3) + b となり、これを整理すると、
y=(x26x+9)+ax3a+b+6y = -(x^2 - 6x + 9) + ax - 3a + b + 6
y=x2+6x9+ax3a+b+6y = -x^2 + 6x - 9 + ax - 3a + b + 6
y=x2+(6+a)x+(b3a3)y = -x^2 + (6 + a)x + (b - 3a - 3)
(3) 平行移動後の放物線 y=x2+(6+a)x+(b3a3)y = -x^2 + (6 + a)x + (b - 3a - 3)y=x2+4x7y = -x^2 + 4x - 7 と一致するので、係数を比較して連立方程式を作る。
6+a=46 + a = 4
b3a3=7b - 3a - 3 = -7
(4) 連立方程式を解く。
一つ目の式から a=46=2a = 4 - 6 = -2
二つ目の式に a=2a = -2 を代入すると、
b3(2)3=7b - 3(-2) - 3 = -7
b+63=7b + 6 - 3 = -7
b+3=7b + 3 = -7
b=73=10b = -7 - 3 = -10

3. 最終的な答え

a=2a = -2
b=10b = -10

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