円の割線の性質を利用します。点Pから円に引いた2つの割線PA、PBと割線PC、PDについて、以下の関係が成り立ちます。
PA⋅PB=PC⋅PD 図より、PA=3, PB=9, PC=x, CD=5 であるので、PD=PC+CD=x+5 となります。 上記の円の割線の性質の式に値を代入すると、
3⋅9=x⋅(x+5) 27=x2+5x x2+5x−27=0 この二次方程式を解きます。解の公式を用いると、
x=2a−b±b2−4ac ここで、a=1,b=5,c=−27 なので、 x=2⋅1−5±52−4⋅1⋅(−27) x=2−5±25+108 x=2−5±133 x=2−5+133 133 は11.53程度なので、xは正の値になります。近似値で計算すると、 x≈2−5+11.53≈26.53≈3.265 しかし、写真の問題では、計算を簡単にするために、近い整数解が存在すると考えられます。
もし、PC∗PD=PA∗PB, x(x+5)=3∗9=27 に近い簡単な整数解を探すと、x=3のとき、3(3+5)=3∗8=24, x=4のとき、4(4+5)=4∗9=36, x=3に近い解がより妥当です。 問題の図を再度見て、割線の公式を適用します。
PA⋅PB=PC⋅PD 3⋅9=x⋅(x+5) 27=x2+5x x2+5x−27=0 x=2−5+133 問題文に「次の図で」とあるので、図からある程度推測します。PC の長さは PA より少し長い程度に見えます。 133≈11.53 なので、x=2−5+11.53≈3.265 となります。