円と点Pが与えられています。PA = 3cm、PC = x cm、CD = 5cm、PB = 9cmのとき、xの値を求めなさい。

幾何学方べきの定理割線二次方程式
2025/4/5

1. 問題の内容

円と点Pが与えられています。PA = 3cm、PC = x cm、CD = 5cm、PB = 9cmのとき、xの値を求めなさい。

2. 解き方の手順

円の割線の性質を利用します。点Pから円に引いた2つの割線PA、PBと割線PC、PDについて、以下の関係が成り立ちます。
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD
図より、PA=3PA = 3, PB=9PB = 9, PC=xPC = x, CD=5CD = 5 であるので、PD=PC+CD=x+5PD = PC + CD = x + 5 となります。
上記の円の割線の性質の式に値を代入すると、
39=x(x+5)3 \cdot 9 = x \cdot (x + 5)
27=x2+5x27 = x^2 + 5x
x2+5x27=0x^2 + 5x - 27 = 0
この二次方程式を解きます。解の公式を用いると、
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
ここで、a=1,b=5,c=27a = 1, b = 5, c = -27 なので、
x=5±5241(27)21x = \frac{-5 \pm \sqrt{5^2 - 4 \cdot 1 \cdot (-27)}}{2 \cdot 1}
x=5±25+1082x = \frac{-5 \pm \sqrt{25 + 108}}{2}
x=5±1332x = \frac{-5 \pm \sqrt{133}}{2}
xx は長さなので正の値を取る必要があります。
x=5+1332x = \frac{-5 + \sqrt{133}}{2}
133\sqrt{133} は11.53程度なので、xxは正の値になります。近似値で計算すると、
x5+11.5326.5323.265x \approx \frac{-5 + 11.53}{2} \approx \frac{6.53}{2} \approx 3.265
しかし、写真の問題では、計算を簡単にするために、近い整数解が存在すると考えられます。
もし、PCPD=PAPBPC * PD=PA * PB, x(x+5)=39=27x(x+5) = 3*9 = 27 に近い簡単な整数解を探すと、x=3x=3のとき、3(3+5)=38=243(3+5) = 3*8=24, x=4x=4のとき、4(4+5)=49=364(4+5) = 4*9 = 36, x=3x=3に近い解がより妥当です。
問題の図を再度見て、割線の公式を適用します。
PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD
39=x(x+5)3 \cdot 9 = x \cdot (x + 5)
27=x2+5x27 = x^2 + 5x
x2+5x27=0x^2 + 5x - 27 = 0
解の公式を使用して、xxの正の解を求めます。
x=5+1332x = \frac{-5 + \sqrt{133}}{2}
問題文に「次の図で」とあるので、図からある程度推測します。PCPC の長さは PAPA より少し長い程度に見えます。
13311.53\sqrt{133} \approx 11.53 なので、x=5+11.5323.265x = \frac{-5 + 11.53}{2} \approx 3.265 となります。

3. 最終的な答え

x = 5+1332\frac{-5 + \sqrt{133}}{2} cm
もしくは近似値で、x = 3.265 cm (約)
```
x = (-5 + sqrt(133))/2
```
電卓などで計算し、有効数字を考慮して、最終的な答えを書きます。
x = 3.27 cm (約)

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