四角形ABCDの4辺の長さが決まっているが、形が一意に定まらない。対角線BDの長さ$x$を指定したとき、頂点Cが直線BDに関してAと反対側にある場合と、同じ側にある場合の2通りが存在するような、$x$の範囲を求める。
2025/6/10
1. 問題の内容
四角形ABCDの4辺の長さが決まっているが、形が一意に定まらない。対角線BDの長さを指定したとき、頂点Cが直線BDに関してAと反対側にある場合と、同じ側にある場合の2通りが存在するような、の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) まず、四角形ABCDが存在するための条件を考える。これは、とがともに存在するための条件である。
(2) 次に、頂点Cが直線BDに関して頂点Aと反対側にある場合と、同じ側にある場合の2通りが存在するための条件を考える。これは、との大小関係によって決まる。具体的には、との大小関係を調べる。
(3) 最後に、四角形ABCDが一つの形に定まらないようなの値の範囲を求める。これは、(1)と(2)の条件を組み合わせることで求められる。
問題文に
とおく。
と書いてあるので、BDの長さをとします。
四角形ABCDが存在するのは、 と がともに存在するときであるから、こののとりうる値の範囲は、 となります。
四角形ABCDの頂点Cが直線BDに関して頂点Aと反対側にある場合と同じ側にある場合の2通りあるための条件は、 である。
ここで、 となることである。
したがって、四角形ABCDが一つの形に定まらないようなの値の範囲は
である。
ここで、問題文の画像を参照して、空欄を埋めていきます。
まず、の範囲ですが、四角形が存在するためには、とが存在する必要があります。三角形の成立条件より、 かつ が必要です。問題文には、と書かれており、ア、イの空欄を埋める必要があります。
次に、 と の関係を考えます。頂点Cが直線BDに関して頂点Aと反対側にある場合と同じ側にある場合の2通りあるためには、 である必要があります。画像から、 と のどちらが大きいかを表す記号を選ぶ必要があります。
画像から、 と言えるので、ウには、「 」が入ります。
次に、 となることである。
関数は、からの間で減少関数であるため、 であれば となり、 であれば となります。
問題文から、には、「 」を選べないため、「」を選びます。
したがって、四角形ABCDが一つの形に定まらないようなの値の範囲は である。
3. 最終的な答え
ア:
イ:
ウ:
ヌ:
ネ:
ハ: