2直線のなす角を求めるには、それぞれの直線の傾きからtanの加法定理を用いる方法があります。
直線の傾きをそれぞれ m1=21 と m2=3 とします。 それぞれの直線が x 軸の正の向きとなす角を α, β とすると、tanα=m1=21、tanβ=m2=3 となります。 2直線のなす角 θ は ∣α−β∣ で表されるので、tanθ=∣tan(α−β)∣ を計算します。 tan(α−β)=1+tanαtanβtanα−tanβ tanθ=1+21⋅321−3=1+2321−26=25−25=∣−1∣=1 したがって、tanθ=1 となる θ を求めます。θ は鋭角なので 0<θ<2π であり、この範囲で tanθ=1 となるのは θ=4π です。