与えられた図において、$\angle CBD = 30^{\circ}$, $\angle BAD = 45^{\circ}$, $\angle BDA = 15^{\circ}$, $AD = 150$ mであるとき、ビルの高さ$CD$を求める問題です。ただし、$\sqrt{2} = 1.41$とし、小数第1位を四捨五入して答えます。

幾何学正弦定理三角比図形角度高さ
2025/3/11

1. 問題の内容

与えられた図において、CBD=30\angle CBD = 30^{\circ}, BAD=45\angle BAD = 45^{\circ}, BDA=15\angle BDA = 15^{\circ}, AD=150AD = 150 mであるとき、ビルの高さCDCDを求める問題です。ただし、2=1.41\sqrt{2} = 1.41とし、小数第1位を四捨五入して答えます。

2. 解き方の手順

まず、ABD\triangle ABDにおいて、ABD=180BADBDA=1804515=120\angle ABD = 180^{\circ} - \angle BAD - \angle BDA = 180^{\circ} - 45^{\circ} - 15^{\circ} = 120^{\circ}となります。
次に、正弦定理を用いてBDBDの長さを求めます。正弦定理より、
ADsinABD=BDsinBAD\frac{AD}{\sin{\angle ABD}} = \frac{BD}{\sin{\angle BAD}}
150sin120=BDsin45\frac{150}{\sin{120^{\circ}}} = \frac{BD}{\sin{45^{\circ}}}
BD=150×sin45sin120=150×2232=15023=15063=506BD = \frac{150 \times \sin{45^{\circ}}}{\sin{120^{\circ}}} = \frac{150 \times \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{150 \sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{150 \sqrt{6}}{3} = 50\sqrt{6}
次に、CBD\triangle CBDにおいて、CD=BD×sinCBDCD = BD \times \sin{\angle CBD}なので、
CD=506×sin30=506×12=256CD = 50\sqrt{6} \times \sin{30^{\circ}} = 50\sqrt{6} \times \frac{1}{2} = 25\sqrt{6}
ここで、6=2×36 = 2 \times 3なので、6=2×3\sqrt{6} = \sqrt{2} \times \sqrt{3}としたいところですが、問題文で2\sqrt{2}しか与えられていないので、6\sqrt{6}の値そのものを求めることを考えます。
62.449\sqrt{6} \approx 2.449 より、
CD25×2.449=61.225CD \approx 25 \times 2.449 = 61.225
小数第1位を四捨五入すると、CD61CD \approx 61
正弦定理を使い、BDBDの値を計算します。
BD=150sin45sin120=1502232=15023=506BD = \frac{150 \sin 45^\circ}{\sin 120^\circ} = \frac{150 \cdot \frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{150 \sqrt{2}}{\sqrt{3}} = 50 \sqrt{6}
BCD\triangle BCDにおいて、CDB=90\angle CDB = 90^\circであるので、
CD=BDsin30=BD12=5062=256CD = BD \sin 30^\circ = BD \cdot \frac{1}{2} = \frac{50 \sqrt{6}}{2} = 25 \sqrt{6}
6=23\sqrt{6} = \sqrt{2} \sqrt{3}を使いません。
62.449\sqrt{6} \approx 2.449なので、CD=25×2.449=61.22561.2CD = 25 \times 2.449 = 61.225 \approx 61.2
小数第1位を四捨五入すると、CD61CD \approx 61

3. 最終的な答え

61 m

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