太郎さんは家から1960m離れた駅へ向かいました。家から途中にある公園までは分速70mで歩き、公園から駅までは分速160mで走ったところ、家を出てから19分後に駅に着きました。このとき、以下の問いに答えます。 (1) 歩いた時間を $x$ 分、走った時間を $y$ 分として、$x, y$ についての連立方程式を作りなさい。 (2) 歩いた道のりを $x$ m、走った道のりを $y$ mとして、$x, y$ についての連立方程式を作りなさい。 (3) 歩いた時間と走った時間をそれぞれ求めなさい。

代数学連立方程式文章問題速さ距離
2025/8/3

1. 問題の内容

太郎さんは家から1960m離れた駅へ向かいました。家から途中にある公園までは分速70mで歩き、公園から駅までは分速160mで走ったところ、家を出てから19分後に駅に着きました。このとき、以下の問いに答えます。
(1) 歩いた時間を xx 分、走った時間を yy 分として、x,yx, y についての連立方程式を作りなさい。
(2) 歩いた道のりを xx m、走った道のりを yy mとして、x,yx, y についての連立方程式を作りなさい。
(3) 歩いた時間と走った時間をそれぞれ求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 歩いた時間を xx 分、走った時間を yy 分として、連立方程式を作る。
まず、時間の関係から、x+y=19x + y = 19という式が得られます。
次に、分速70mで xx 分歩いた距離と、分速160mで yy 分走った距離の合計が1960mなので、70x+160y=196070x + 160y = 1960 という式が得られます。
よって、連立方程式は
x+y=19x + y = 19
70x+160y=196070x + 160y = 1960
となります。
(2) 歩いた道のりを xx m、走った道のりを yy mとして、連立方程式を作る。
まず、距離の関係から、x+y=1960x + y = 1960という式が得られます。
次に、分速70mで xx m歩いた時間と、分速160mで yy m走った時間の合計が19分なので、x70+y160=19\frac{x}{70} + \frac{y}{160} = 19 という式が得られます。
よって、連立方程式は
x+y=1960x + y = 1960
x70+y160=19\frac{x}{70} + \frac{y}{160} = 19
となります。
(3) 歩いた時間と走った時間をそれぞれ求める。
(1)で求めた連立方程式を解く。
x+y=19x + y = 19
70x+160y=196070x + 160y = 1960
上の式を70倍すると、70x+70y=133070x + 70y = 1330
下の式から上の式を引くと、90y=63090y = 630
よって、y=63090=7y = \frac{630}{90} = 7
x+y=19x + y = 19y=7y=7 を代入すると、x+7=19x + 7 = 19より、x=12x = 12
したがって、歩いた時間は12分、走った時間は7分。

3. 最終的な答え

(1)
x+y=19x + y = 19
70x+160y=196070x + 160y = 1960
(2)
x+y=1960x + y = 1960
x70+y160=19\frac{x}{70} + \frac{y}{160} = 19
(3)
歩いた時間: 12分
走った時間: 7分

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