問題は2つあります。 (5) ベクトル $\vec{a} = (2, 4, 3)$、$\vec{b} = (9, -3, 1)$、$\vec{c} = (-4, 5, 2)$、$\vec{d} = (8, 13, 11)$ が与えられています。$\vec{d} = p\vec{a} + q\vec{b} + r\vec{c}$ と表せるとき、$p, q, r$ を求めよ。また、$\triangle ABC$ において、重心を $G$ とするとき、$\vec{AG}$ を $\vec{AB}$, $\vec{AC}$ で表せ。 (6) $xy$ 座標平面上の2点 $A(3, 1), B(8, -1)$ を通る直線の方程式を $\vec{AB}$, $\vec{AC}$ を用いて求めよ。ただし、直線 $AB$ 上にある点 $C$ を $(x, y)$ とせよ。
2025/8/3
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。
1. 問題の内容
問題は2つあります。
(5) ベクトル 、、、 が与えられています。 と表せるとき、 を求めよ。また、 において、重心を とするとき、 を , で表せ。
(6) 座標平面上の2点 を通る直線の方程式を , を用いて求めよ。ただし、直線 上にある点 を とせよ。
2. 解き方の手順
(5)
まず、 の成分表示を考えます。
成分ごとに式を立てると、
\begin{align*}
2p + 9q - 4r &= 8 \\
4p - 3q + 5r &= 13 \\
3p + q + 2r &= 11
\end{align*}
この連立方程式を解きます。
3番目の式から となり、これを1,2番目の式に代入します。
\begin{align*}
2p + 9(11 - 3p - 2r) - 4r &= 8 \\
4p - 3(11 - 3p - 2r) + 5r &= 13
\end{align*}
整理すると
\begin{align*}
-25p - 22r &= -91 \\
13p + 11r &= 46
\end{align*}
2番目の式から となり、 これを1番目の式に代入します。
したがって、 です。
次に、 を と で表します。
の重心 の位置ベクトル は、 で与えられます。
したがって、 です。
(6)
点 が直線 上にあるので、 となる実数 が存在します。
成分ごとに式を立てると、
\begin{align*}
x - 3 &= 5k \\
y - 1 &= -2k
\end{align*}
これから と が得られます。したがって、
したがって、直線の方程式は です。
3. 最終的な答え
(5)
(6)