全加算回路の真理値表を完成させる問題です。入力は A, B, C1 (前の桁からの桁上げ) の3つで、出力は S (和) と C (次の桁への桁上げ) の2つです。

離散数学真理値表論理回路全加算器デジタル回路
2025/8/4

1. 問題の内容

全加算回路の真理値表を完成させる問題です。入力は A, B, C1 (前の桁からの桁上げ) の3つで、出力は S (和) と C (次の桁への桁上げ) の2つです。

2. 解き方の手順

全加算回路は、半加算回路を2つ組み合わせて実現されます。半加算回路は、2つの入力の和と桁上げを計算します。
まず、半加算回路の動作を確認します。
入力 A, B に対して、半加算回路の出力 Sum (和) と Carry (桁上げ) は以下のようになります。
A | B | Sum | Carry
---|---|-----|------
0 | 0 | 0 | 0
0 | 1 | 1 | 0
1 | 0 | 1 | 0
1 | 1 | 0 | 1
次に、全加算回路全体の真理値表を埋めます。
全加算回路では、A, B, C1の3つの入力があります。
A | B | C1 | 半加算回路1のSum | 半加算回路1のCarry | 半加算回路2の入力1 | 半加算回路2のSum | 半加算回路2のCarry | C | S
---|---|----|---------------|--------------------|--------------------|---------------|--------------------|-----|-----
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1
0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1
0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0
1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1
1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0
1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0
1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1

3. 最終的な答え

A | B | C1 | C | S
---|---|----|---|---
0 | 0 | 0 | 0 | 0
0 | 0 | 1 | 0 | 1
0 | 1 | 0 | 0 | 1
0 | 1 | 1 | 1 | 0
1 | 0 | 0 | 0 | 1
1 | 0 | 1 | 1 | 0
1 | 1 | 0 | 1 | 0
1 | 1 | 1 | 1 | 1

「離散数学」の関連問題

図のような道のある町で、点Aから点Bまでの最短経路の総数、点Qを通る最短経路の総数、点Pまたは点Qを通る最短経路の総数をそれぞれ求める問題です。

組み合わせ最短経路場合の数順列
2025/8/4

父、母、息子3人、娘1人の合計6人が円形のテーブルに向かって座る。両親が向かい合う座り方は何通りあるか。

組み合わせ円順列場合の数順列
2025/8/4

(1) 全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$ の部分集合のうち、集合 $\{1, 2\}$ を含む部分集合の個数を求めます。 (2) 全体集合 $U$ の部分集合 $A$, ...

集合部分集合集合演算要素の個数
2025/8/4

集合 $A$ の要素の個数を $n(A)$ で表すとき、以下の2つの式を証明します。 (1) $n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)$ (2) $n(A \c...

集合要素数包含と排除の原理
2025/8/4

与えられた5つの主加法標準形の論理式を、カルノー図を用いてそれぞれ簡略化する。

論理回路カルノー図論理式ブール代数
2025/8/4

問題5:全体集合$U$の部分集合$A, B$があり、$n(U)=30, n(A)=18, n(B)=11, n(A \cap B)=5$である。 このとき、次の値を求める。 (1) $n(A \cup...

集合要素数和集合補集合ベン図
2025/8/3

与えられた木構造に対して、根から始めて行きがけ順、通りがけ順、帰りがけ順で節点をなぞった場合のラベルの出力結果をそれぞれ求める問題です。

木構造データ構造グラフ理論木探索行きがけ順通りがけ順帰りがけ順
2025/8/3

データ構造に関する穴埋め問題です。配列の要素参照、広義の完全二分木の節点数と高さに関する記述の空欄に、選択肢の中から最も適切なものを選びます。

データ構造配列二分木計算量O記法
2025/8/3

5人の人物V, W, X, Y, Zが、2日間にわたって開催されるイベントの受付を担当する。各日、3人が受付を担当する必要がある。5人のうち1人が2日間とも担当することにする。誰がどちらの日の担当にな...

組み合わせ場合の数二項係数数え上げ
2025/8/3

以下の関数の計算量のオーダーをそれぞれ示す問題です。 (a) $f(n) = \sqrt{n} + \log_2 2^n$ (b) $f(n) = 1000 \cdot 2^n + 0.01n^n$ ...

計算量オーダー記法漸近的振る舞いアルゴリズム
2025/8/3