直線 $l$ を $y = (\tan 2\theta)x$ ($0 < \theta < \frac{\pi}{4}$) とする。$y \geq 0$ の領域にあり、点$(1, 0)$ で $x$ 軸に接し、直線 $l$ にも接する円を $C_1$ とする。また、$l$ と $C_k$ ($k = 1, 2, 3, \dots$) と $x$ 軸に接する円を $C_{k+1}$ とする。円 $C_k$ の面積を $S_k$ とするとき、$\sum_{k=1}^{\infty} S_k$ を求めよ。ただし、$S_1 > S_2 > S_3 > \dots$ とする。
2025/8/4
1. 問題の内容
直線 を () とする。 の領域にあり、点 で 軸に接し、直線 にも接する円を とする。また、 と () と 軸に接する円を とする。円 の面積を とするとき、 を求めよ。ただし、 とする。
2. 解き方の手順
まず、円 の半径を とおく。すると、 の面積は となる。したがって、 となるので、 を求めることを考える。
の中心を とすると、点 から直線 までの距離が に等しいので、点と直線の距離の公式より、
となる。
ここで、 なので、
次に、 の関係を求める。円 の中心を とすると、。また、円 の中心 から直線 までの距離は なので、 の中心 から直線 までの距離は である。これらの条件から、 がわかる。
よって、。
したがって、。
。
ここで、 より、
。
したがって、。