まず、4800を素因数分解します。
4800=48×100=(16×3)×(4×25)=24×3×22×52=26×31×52 (1) 正の約数の個数
約数の個数は、素因数分解した指数のそれぞれに1を足して掛け合わせたものです。
(6+1)×(1+1)×(2+1)=7×2×3=42 したがって、正の約数の個数は42個です。
(2) 正の約数の総和
正の約数の総和は、以下の式で求められます。
(1+2+22+23+24+25+26)×(1+3)×(1+5+52) =(1+2+4+8+16+32+64)×4×(1+5+25) =(127)×4×(31)=127×124=15748 したがって、正の約数の総和は15748です。
(3) 正の約数で5の倍数であるものの総和
4800の約数の中で5の倍数であるものの総和を求めるには、全体の総和から5の倍数ではないものの総和を引くのではなく、直接計算する方が楽です。
4800=26×31×52 5の倍数であるためには、少なくとも51が必要なので、 (1+2+22+23+24+25+26)×(1+3)×(5+52) =(1+2+4+8+16+32+64)×4×(5+25) =(127)×4×(30)=127×120=15240 したがって、正の約数で5の倍数であるものの総和は15240です。