(1) 528n が整数になるためには、528n がある整数の2乗になる必要があります。 まず、28を素因数分解すると 28=22×7 となります。 したがって、528n=522×7×n となります。 この分数が整数の2乗になるためには、分母の5を消す必要があり、分子の7をもう一つ掛ける必要があります。
したがって、n は 5×7=35 の倍数である必要があります。 n は最小の自然数なので、n=35 が答えとなります。 このとき、528×35=522×7×5×7=22×72=2×7=14 となり、整数になります。 (2) x360 が奇数となるためには、x360 が奇数の2乗になる必要があります。 360を素因数分解すると、360=23×32×5 となります。 したがって、x360=x23×32×5 となります。 この値が奇数になるためには、x360 が奇数の2乗となる必要があります。 奇数の2乗は 1,9,25,49,... などです。 x360=1 のとき、x=360。 x360=9 のとき、x=9360=40。 x360=25 のとき、x=25360=572 となり、整数にならない。 したがって、x360 が奇数となるのは、x360=1 または x360=9 のとき。 このとき、x=360 または x=40。 x=360 のとき、360360=1=1 で、奇数になる。 x=40 のとき、40360=9=3 で、奇数になる。