点A(2, 0), B(0, 3)と円 $x^2 + y^2 = 1$ 上の点Pがあるとき、三角形ABPの面積の最小値を求める問題です。

幾何学三角形面積距離座標
2025/8/4

1. 問題の内容

点A(2, 0), B(0, 3)と円 x2+y2=1x^2 + y^2 = 1 上の点Pがあるとき、三角形ABPの面積の最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、直線ABの式を求めます。A(2, 0)とB(0, 3)を通る直線の式は、
x2+y3=1\frac{x}{2} + \frac{y}{3} = 1
3x+2y=63x + 2y = 6
3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0
次に、原点から直線ABまでの距離を求めます。点(0, 0)から直線3x+2y6=03x + 2y - 6 = 0までの距離dは、
d=3(0)+2(0)632+22=613d = \frac{|3(0) + 2(0) - 6|}{\sqrt{3^2 + 2^2}} = \frac{6}{\sqrt{13}}
三角形ABPの面積は、底辺ABを固定すると、点Pから直線ABまでの距離に比例します。
したがって、三角形ABPの面積が最小になるのは、円x2+y2=1x^2 + y^2 = 1上の点Pから直線ABまでの距離が最小になる時です。
円の中心(0, 0)から直線ABまでの距離はd=613d = \frac{6}{\sqrt{13}}です。
円の半径は1なので、円上の点Pから直線ABまでの距離の最小値は、6131\frac{6}{\sqrt{13}} - 1となります。
線分ABの長さを計算します。
AB=(20)2+(03)2=4+9=13AB = \sqrt{(2-0)^2 + (0-3)^2} = \sqrt{4+9} = \sqrt{13}
三角形ABPの面積の最小値は、
12×AB×(6131)=12×13×(6131)=12(613)\frac{1}{2} \times AB \times (\frac{6}{\sqrt{13}} - 1) = \frac{1}{2} \times \sqrt{13} \times (\frac{6}{\sqrt{13}} - 1) = \frac{1}{2}(6 - \sqrt{13})
=3132= 3 - \frac{\sqrt{13}}{2}

3. 最終的な答え

31323 - \frac{\sqrt{13}}{2}

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