問題1は、三角形ABCの面積Sを求める問題です。 (1)では、$|AB|=2$, $|AC|=3$, $AB \cdot AC = 1$のとき、$S=1$を求めます。 (2)では、A(1,0), B(3,1), C(5,4)のとき、$S=2$を求めます。 問題2は、点P(a, -1, -2)が3点A(2, 1, 3), B(3, 2, 4), C(5, 2, 5)で作られる平面ABC上にあるとき、実数s, tを用いて$AP = sAB + tAC$と表されるとき、s, tの値を求め、それを用いてaの値を求める問題です。

幾何学三角形の面積ベクトル空間ベクトル
2025/8/5
はい、承知いたしました。問題文を読み解き、順番に回答します。

1. 問題の内容

問題1は、三角形ABCの面積Sを求める問題です。
(1)では、AB=2|AB|=2, AC=3|AC|=3, ABAC=1AB \cdot AC = 1のとき、S=1S=1を求めます。
(2)では、A(1,0), B(3,1), C(5,4)のとき、S=2S=2を求めます。
問題2は、点P(a, -1, -2)が3点A(2, 1, 3), B(3, 2, 4), C(5, 2, 5)で作られる平面ABC上にあるとき、実数s, tを用いてAP=sAB+tACAP = sAB + tACと表されるとき、s, tの値を求め、それを用いてaの値を求める問題です。

2. 解き方の手順

問題1
(1) 三角形の面積の公式 S=12ABACsinθS = \frac{1}{2} |AB| |AC| \sin{\theta} を使います。ここで、θ\thetaはベクトルABとACのなす角です。
ABAC=ABACcosθAB \cdot AC = |AB| |AC| \cos{\theta} より、cosθ=ABACABAC=123=16\cos{\theta} = \frac{AB \cdot AC}{|AB| |AC|} = \frac{1}{2 \cdot 3} = \frac{1}{6}です。
sin2θ+cos2θ=1\sin^2{\theta} + \cos^2{\theta} = 1より、sin2θ=1cos2θ=1(16)2=1136=3536\sin^2{\theta} = 1 - \cos^2{\theta} = 1 - (\frac{1}{6})^2 = 1 - \frac{1}{36} = \frac{35}{36}
sinθ=3536=356\sin{\theta} = \sqrt{\frac{35}{36}} = \frac{\sqrt{35}}{6}
したがって、S=12ABACsinθ=1223356=352S = \frac{1}{2} |AB| |AC| \sin{\theta} = \frac{1}{2} \cdot 2 \cdot 3 \cdot \frac{\sqrt{35}}{6} = \frac{\sqrt{35}}{2}
(2) 3点の座標から三角形の面積を求める公式を使います。
S=12(xBxA)(yCyA)(xCxA)(yByA)S = \frac{1}{2} |(x_B - x_A)(y_C - y_A) - (x_C - x_A)(y_B - y_A)|
S=12(31)(40)(51)(10)=122441=1284=124=2S = \frac{1}{2} |(3 - 1)(4 - 0) - (5 - 1)(1 - 0)| = \frac{1}{2} |2 \cdot 4 - 4 \cdot 1| = \frac{1}{2} |8 - 4| = \frac{1}{2} \cdot 4 = 2
問題2
まず、ベクトルAP, AB, ACを成分で表します。
AP=(a2,11,23)=(a2,2,5)AP = (a - 2, -1 - 1, -2 - 3) = (a - 2, -2, -5)
AB=(32,21,43)=(1,1,1)AB = (3 - 2, 2 - 1, 4 - 3) = (1, 1, 1)
AC=(52,21,53)=(3,1,2)AC = (5 - 2, 2 - 1, 5 - 3) = (3, 1, 2)
AP=sAB+tACAP = sAB + tACなので、
(a2,2,5)=s(1,1,1)+t(3,1,2)=(s+3t,s+t,s+2t)(a - 2, -2, -5) = s(1, 1, 1) + t(3, 1, 2) = (s + 3t, s + t, s + 2t)
成分ごとに比較すると、
a2=s+3ta - 2 = s + 3t
2=s+t-2 = s + t
5=s+2t-5 = s + 2t
2番目と3番目の式からsとtを求めます。
5=s+2t-5 = s + 2t
2=s+t-2 = s + t
上の式から下の式を引くと、
3=t-3 = t
t=3t = -3
2=s3-2 = s - 3
s=1s = 1
したがって、s=1,t=3s = 1, t = -3
a2=s+3t=1+3(3)=19=8a - 2 = s + 3t = 1 + 3(-3) = 1 - 9 = -8
a=8+2=6a = -8 + 2 = -6

3. 最終的な答え

問題1
(1) 352\frac{\sqrt{35}}{2}
(2) 2
問題2
s=1s = 1
t=3t = -3
a=6a = -6

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