問題文と図から、直方体の容器にしきりがあり、左側から毎秒50 cm$^3$ の割合で水を入れるとき、水面の高さが6cmから8cmになるまでの $x$ と $y$ の関係を式で表す問題です。ここで、$x$ は水を入れ始めてからの秒数、$y$ は水面の高さ (cm) を表します。

応用数学体積一次関数グラフ直方体
2025/8/5

1. 問題の内容

問題文と図から、直方体の容器にしきりがあり、左側から毎秒50 cm3^3 の割合で水を入れるとき、水面の高さが6cmから8cmになるまでの xxyy の関係を式で表す問題です。ここで、xx は水を入れ始めてからの秒数、yy は水面の高さ (cm) を表します。

2. 解き方の手順

(1) 図より、水面の高さが5cmになるまでは、幅10cm、奥行5cmの部分に水が入ります。
(2) 水面の高さが5cmになったとき、水の体積は 10×5×5=25010 \times 5 \times 5 = 250 cm3^3 です。
(3) 毎秒50 cm3^3 の割合で水を入れるので、水面の高さが5cmになるまでの時間は 250/50=5250 / 50 = 5 秒です。つまり、(x,y)=(5,5)(x, y) = (5, 5) を通ります。
(4) 次に、水面の高さが6cmのときを考えます。高さ5cmまでは、幅10cmのところに水が入りますが、5cm以上になると、幅8cmの部分にも水が入るようになります。水面の高さが6cmになるまでに入った水の体積は、高さ5cmまでの250 cm3^3 に加えて、幅8cm、奥行5cm、高さ1cmの部分の体積 8×5×1=408 \times 5 \times 1 = 40 cm3^3 が必要です。したがって、合計の体積は 250+40=290250 + 40 = 290 cm3^3 です。かかる時間は 290/50=5.8290 / 50 = 5.8 秒なので、(x,y)=(5.8,6)(x, y) = (5.8, 6) を通ります。
(5) 水面の高さが8cmのときは、高さ5cmまでは250 cm3^3、高さ6cmまでは290 cm3^3 でしたので、高さ6cmから8cmまで (つまり2cm) は、幅8cm、奥行5cm、高さ2cmの部分の体積 8×5×2=808 \times 5 \times 2 = 80 cm3^3 が必要です。したがって、合計の体積は 290+80=370290 + 80 = 370 cm3^3 です。かかる時間は 370/50=7.4370 / 50 = 7.4 秒なので、(x,y)=(7.4,8)(x, y) = (7.4, 8) を通ります。
(6) 水面の高さが5cm以上の場合、水が入る部分の面積は 8×5=408 \times 5 = 40 cm2^2 なので、1秒あたり水面の高さは 50/(8×5)=50/40=1.2550 / (8 \times 5) = 50 / 40 = 1.25 cm 上昇します。
(7) 高さ6cmのとき、x=5.8x = 5.8 でしたので、y=1.25(x5.8)+6y = 1.25(x - 5.8) + 6 となります。これを整理すると、y=1.25x7.25+6=1.25x1.25y = 1.25x - 7.25 + 6 = 1.25x - 1.25 となります。
(8) 一方、グラフから、点(8,8.5)を通ることが読み取れるため、傾きが1.25で(8, 8.5)を通る直線を求めます。y=1.25(x8)+8.5=1.25x10+8.5=1.25x1.5y = 1.25(x-8) + 8.5 = 1.25x - 10 + 8.5 = 1.25x -1.5 となります。
高さが6cmから8cmになるまでなので、グラフの傾きが変わってからになります。
写真のグラフより、2点(10,5)、(16,8)を通るグラフになるので、直線の式は
y5=(85)/(1610)(x10)y - 5 = (8-5)/(16-10)(x-10)
y5=3/6(x10)y - 5 = 3/6(x-10)
y=1/2x5+5y = 1/2x - 5 + 5
y=1/2xy = 1/2x
したがってy=(1/2)xy = (1/2)x

3. 最終的な答え

y=12xy = \frac{1}{2}x

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