(1) AP + PMの最小値:
点Bに関して点Aを対称な点A'をとると、線分A'Mの長さがAP + PMの最小値に等しくなる。
三角形OA'Mにおいて、OA′=OA=6, OM=21OB=3, ∠A′OM=∠AOB=60∘である。 余弦定理より、
A′M2=OA′2+OM2−2OA′OMcos60∘=62+32−2⋅6⋅3⋅21=36+9−18=27 したがって、A′M=27=33。 (2) APの長さ:
AP+PMが最小となるのは、A'Mが直線になるときである。このとき、点Pは線分OC上にあり、点Pは線分A'MとOCの交点である。
△OA′Mと直線OCにおいて、メネラウスの定理より、 CPOC⋅A′MPA′⋅OCMO=1 CPOC⋅A′MPA′⋅21=1 PCOP+PC⋅A′MA′P⋅63=1 また、△OA′P∼△CMPなので、MPA′P=MCOA′ AP+PMが最小となるとき、点PはOCをA'Mを2:1に内分する点なので、PMA′P=MBOC=266=2 CPOC⋅31OC=1 したがって、PCOP=12 OCOP=32, OP=4。 △OAPにおいて、余弦定理より、 AP2=OA2+OP2−2OA⋅OP⋅cos60∘=62+42−2⋅6⋅4⋅21=36+16−24=28 したがって、AP=28=27。 (3) OPの長さと体積比:
正四面体OABCの体積をVとすると、V=122×63=182 四面体OAPMの体積は、OBOM⋅OCOP倍になるので、 21×64=31倍になる。 VOAPM=31V=31(182)=62 四面体OAPMの体積は、正四面体OABCの体積の31倍である。