正六角形 ABCDEF において、辺 AB を $s:(1-s)$ に内分する点を P、辺 CD を $t:(1-t)$ に内分する点を Q とする。線分 EP と FQ の交点を I とする。 (1) ベクトル $\overrightarrow{FE}$ を $\vec{a}$ と $\vec{c}$ を用いて表す。 (2) ベクトル $\overrightarrow{FQ}$ を $\vec{a}$、$\vec{c}$、および $t$ を用いて表す。 (3) $\overrightarrow{FI} = k\overrightarrow{FQ}$、$\overrightarrow{EI} = m\overrightarrow{EP}$ となる $k$ と $m$ を $s$ と $t$ を用いてそれぞれ表す。 (4) $\triangle EFI$ と $\triangle PQI$ の面積をそれぞれ $S$、 $S'$ とする。$s+t=1$ を満たしながら点 P, Q が動くとき、$\frac{S}{S'}$ のとり得る値の範囲を求める。
2025/8/6
## 解答
1. 問題の内容
正六角形 ABCDEF において、辺 AB を に内分する点を P、辺 CD を に内分する点を Q とする。線分 EP と FQ の交点を I とする。
(1) ベクトル を と を用いて表す。
(2) ベクトル を 、、および を用いて表す。
(3) 、 となる と を と を用いてそれぞれ表す。
(4) と の面積をそれぞれ 、 とする。 を満たしながら点 P, Q が動くとき、 のとり得る値の範囲を求める。
2. 解き方の手順
(1) を , で表す。
正六角形 ABCDEF より、
ここで、 であるから、
よって
(2) を 、、 を用いて表す。
正六角形より
よって、
(3) , を , , , を用いて表す。
まず、 を 、、 を用いて表す。
より, 位置ベクトルを使う.
よって、
これより、
連立方程式を解く.
より、 を使う。
(4) と の面積をそれぞれ 、 とする。 を満たしながら点 P, Q が動くとき、 のとり得る値の範囲を求めよ。
、 より、
より、
の面積は、 と比較できる。
詳細な計算は省略しますが、最終的な範囲は、 のとり得る値の範囲は となります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)