まず、与えられた2つの式に番号をつけます。
(1) 2a−3b+c=−3 (2) −3a+2b−6c=11 式(1)を6倍します。
(3) 12a−18b+6c=−18 式(2)と式(3)を足し合わせます。
(4) 12a−18b+6c+(−3a+2b−6c)=−18+11 (5) 9a−16b=−7 式(1)に3をかけます。
(6) 6a−9b+3c=−9 式(2)に2をかけます。
(7) −6a+4b−12c=22 式(6)と式(7)を足し合わせます。
(8) 6a−9b+3c+(−6a+4b−12c)=−9+22 (9) −5b−9c=13 式(5)より、
(10) 9a=16b−7 (11) a=916b−7 今回はa,b,cの解を求めることができません。なぜならば、式が2つしかないのに対して未知数がa,b,cの3つあるため、解が一意に定まらないからです。
しかし、仮に問題が連立方程式の解を求めるのではなく、連立方程式を満たす関係式を求める問題であるならば、以下のようになります。
式(1)と式(2)を連立させた場合、a,b,cはそれぞれ独立ではなく、b,cを用いてaが表せること、b,cに関しても同様のことが言えます。上記の計算ではaをbで表しています。
式(9)より、
(12) 9c=−5b−13 (13) c=9−5b−13