台形ABCDにおいて、$AD // BC$, $AB = AD$, $AD : BC = 1 : 2$ である。また、Eは$\angle BAD$の二等分線と対角線BDとの交点である。台形ABCDの面積が72cm²のとき、$\triangle EBC$の面積を求める。

幾何学台形面積相似角の二等分線の定理
2025/4/6

1. 問題の内容

台形ABCDにおいて、AD//BCAD // BC, AB=ADAB = AD, AD:BC=1:2AD : BC = 1 : 2 である。また、EはBAD\angle BADの二等分線と対角線BDとの交点である。台形ABCDの面積が72cm²のとき、EBC\triangle EBCの面積を求める。

2. 解き方の手順

まず、ABD\triangle ABDBCD\triangle BCDの面積比を求める。AD//BCAD // BCより、高さが等しいので、面積比は底辺の比に等しい。したがって、
ABD:BCD=AD:BC=1:2\triangle ABD : \triangle BCD = AD : BC = 1 : 2
台形ABCDの面積は72cm²なので、
ABD=72×11+2=72×13=24 cm2\triangle ABD = 72 \times \frac{1}{1+2} = 72 \times \frac{1}{3} = 24 \text{ cm}^2
BCD=72×21+2=72×23=48 cm2\triangle BCD = 72 \times \frac{2}{1+2} = 72 \times \frac{2}{3} = 48 \text{ cm}^2
次に、ABE\triangle ABEADE\triangle ADEの面積比を求める。AEはBAD\angle BADの二等分線なので、
BAE=DAE\angle BAE = \angle DAE
AB=ADAB = ADより、ABD\triangle ABDは二等辺三角形である。
ABE:ADE=BE:DE\triangle ABE : \triangle ADE = BE : DE
ABD\triangle ABDにおいて、AEはBAD\angle BADの二等分線なので、角の二等分線の定理より、
BE:DE=AB:ADBE : DE = AB : AD
AB=ADAB=ADなので、BE:DE=1:1BE : DE = 1 : 1となる。したがって、
ABE=ADE=12ABD=12×24=12 cm2\triangle ABE = \triangle ADE = \frac{1}{2} \triangle ABD = \frac{1}{2} \times 24 = 12 \text{ cm}^2
次に、ABE\triangle ABEBCE\triangle BCEの面積比を求める。ABE\triangle ABEBCE\triangle BCEは高さが同じなので、面積比は底辺の比に等しい。
ABE:BCE=AE:EC\triangle ABE : \triangle BCE = AE : EC
ここで、AD//BCAD // BCより、ADECBE\triangle ADE \sim \triangle CBEである。したがって、
AD:BC=DE:BE=AE:CEAD : BC = DE : BE = AE : CE
AD:BC=1:2AD : BC = 1 : 2なので、AE:CE=1:2AE : CE = 1 : 2となる。したがって、
BCE=2×ABE=2×12=24 cm2\triangle BCE = 2 \times \triangle ABE = 2 \times 12 = 24 \text{ cm}^2

3. 最終的な答え

EBC\triangle EBCの面積は24cm²なので、答えはウである。

「幾何学」の関連問題

三角形ABCにおいて、$b=2\sqrt{2}$, $c=\sqrt{2}+\sqrt{6}$, $A=30^\circ$のとき、残りの辺の長さ$a$と角$B$, $C$の大きさを求める。

三角比余弦定理正弦定理三角形
2025/4/8

三角形ABCにおいて、$a=3$, $b=\sqrt{13}$, $c=1$のとき、角Bの値を求めよ。

三角比余弦定理三角形角度
2025/4/8

三角形ABCにおいて、$b=2$, $c=\sqrt{6}$, $C=120^\circ$ のとき、$B$と$A$の値を求めよ。

三角比正弦定理三角形角度
2025/4/8

A, B, C, D, a, b の6枚のカードを円形に並べるとき、小文字 a と b が隣り合う並べ方は何通りあるかを求める問題です。

円順列順列場合の数組み合わせ
2025/4/8

正四面体ABCDの表面を通って、頂点Bから頂点Dまで、ひもをゆるまないようにかける。辺AC上の点Pを通るようにひもをかけたとき、その長さを求める問題。正四面体の辺の長さは8cm。

空間図形正四面体展開図最短距離余弦定理
2025/4/8

底面の半径が4cm、母線の長さが16cmの円錐がある。底面の周上の点Aから円錐の側面を1周して元の点Aまで、ひもをゆるまないようにかける。 (1) 円錐の展開図で、側面のおうぎ形の中心角を求める。 (...

円錐展開図おうぎ形余弦定理図形長さ
2025/4/8

正十二角形の頂点から3点を選んでできる三角形の個数を求める問題です。

組み合わせ正多角形三角形組み合わせ
2025/4/8

平行四辺形ABCDにおいて、辺BC上にAB = AEとなる点Eをとる。対角線ACと線分DEの交点をF、点Fを通り辺BCに平行な直線と辺DCの交点をGとする。辺ABをBの方へ延長した直線と線分DEをEの...

平行四辺形三角錐相似余弦定理空間図形体積三平方の定理
2025/4/8

問題は、放物線 $y=x^2$ (曲線①) と $y=ax^2$ (曲線②、ただし $0<a<1$) が与えられ、曲線①上の点A, Bのx座標がそれぞれ-1, 2、点Cは原点と点Aを通る直線と曲線②の...

放物線二次関数直線の式面積座標平面
2025/4/8

問題文は、直角三角形の辺の長さの関係に関する会話文であり、それに基づいていくつかの質問に答えるものです。 (1) ア、イ に当てはまる自然数を求めます。 (2) 1つの辺の長さが15である直角三角形の...

直角三角形三平方の定理整数
2025/4/8