図は、半径6cm、中心角120度の扇形が、直線に沿って回転していく様子を示しています。扇形が一周して元の位置に戻るまでの、点Oの軌跡の長さを求める問題です。

幾何学扇形軌跡弧の長さ円周率
2025/8/7

1. 問題の内容

図は、半径6cm、中心角120度の扇形が、直線に沿って回転していく様子を示しています。扇形が一周して元の位置に戻るまでの、点Oの軌跡の長さを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、扇形が最初に回転するとき、点Oは半径6cm、中心角120度の弧を描きます。
この弧の長さは、円周の 120360=13\frac{120}{360} = \frac{1}{3} です。
したがって、最初の弧の長さは、
2π×6×13=4π2 \pi \times 6 \times \frac{1}{3} = 4 \pi (cm)
次に、扇形が2回目に回転するとき、点Oは直線に沿って進むため、その軌跡は直線になります。その距離は、扇形の弧の長さと等しくなります。弧の長さは
2π×6×120360=4π2 \pi \times 6 \times \frac{120}{360} = 4\pi (cm)
最後に、扇形が3回目に回転するとき、点Oは半径6cm、中心角120度の弧を描きます。
最初の回転と同じように、この弧の長さは 4π4 \pi cmです。
したがって、点Oの軌跡の全長は、
4π+4π+4π=12π4 \pi + 4 \pi + 4 \pi = 12 \pi (cm)

3. 最終的な答え

点Oの軌跡の長さは 12π12 \pi cm です。

「幾何学」の関連問題

(1) 円 $(x-1)^2 + (y-1)^2 = 2$ と直線 $x + y - k = 0$ の位置関係を、定数 $k$ の値によって分類する。 (2) 円 $(x-2)^2 + (y+1)^2...

直線位置関係距離判別式
2025/8/7

与えられた三角錐PABCにおいて、AB = AC = 5cm, AP = 3cm, BC = 4cm, PQ : QB = PR : RC = 2 : 1である。 (1) 三角錐PABCの体積を求めよ...

三角錐体積三平方の定理相似
2025/8/7

対角線の長さが6cmの正方形を、頂点Oを中心に30度回転させたとき、影の部分の面積を求める問題です。

正方形回転面積三平方の定理扇形図形
2025/8/7

図において、$\triangle ABC$は$AB=AC$の二等辺三角形で、$\angle BAC = 60^\circ$である。また、点Oは円の中心であり、$OD=5$である。このとき、$x$の値を...

三角形二等辺三角形正三角形三平方の定理三角比
2025/8/7

図において、$x$の値を求める問題です。図には、円の中心Oから弦に下ろした垂線が4、弦の長さが20、円の半径がxと示されています。

三平方の定理半径図形
2025/8/7

長方形ABCDがあり、半円Oは辺ABとADに接している。円Pは辺ADとCDに接しており、半円Oと円Pは接している。AB=8cm、AD=18cmのとき、円Pの半径を求める。

長方形三平方の定理接する半径
2025/8/7

長方形ABCDの中に、点Oを中心とする半円と、点Pを中心とする円が内接している。AB = 8cm, AD = 18cmであるとき、点Pを中心とする円の半径を求めよ。

長方形内接ピタゴラスの定理相似
2025/8/7

放物線 $y = \frac{1}{4}x^2$ 上に点A, B, Cがある。Aのx座標は-4, Bのx座標は-2, Cのx座標は8である。点Bを通り、三角形ABCの面積を二等分する直線を求めよ。

放物線三角形面積直線座標連立方程式
2025/8/7

次の3つの関数について、グラフを記入することを求められています。 (1) $y = x - 3$ (2) $y = -2x + 1$ (3) $y = -2x^2$

グラフ関数直線放物線座標
2025/8/7

半径が3cmの円Oと半径が4cmの円O'がある。直線lは円Oと点Aで、円O'と点Bで接している。ABの長さを求める。

接線三平方の定理相似図形
2025/8/7