一辺が10cmの立方体において、点PとQはそれぞれ辺BFとDHの中点です。四角形APGQの面積を求めなさい。

幾何学立方体三平方の定理台形面積
2025/8/7

1. 問題の内容

一辺が10cmの立方体において、点PとQはそれぞれ辺BFとDHの中点です。四角形APGQの面積を求めなさい。

2. 解き方の手順

まず、APとAQの長さを求めます。PはBFの中点なので、BP = 5cmです。直角三角形ABPにおいて、三平方の定理より、
AP=AB2+BP2=102+52=100+25=125=55AP = \sqrt{AB^2 + BP^2} = \sqrt{10^2 + 5^2} = \sqrt{100 + 25} = \sqrt{125} = 5\sqrt{5}
同様に、AQの長さも555\sqrt{5}cmとなります。
次に、PQの長さを求めます。PとQはそれぞれBFとDHの中点なので、PQは長方形BFHDの中を通る線分となります。したがって、PQは線分BDと平行で、その長さはBDと等しくなります。BDは正方形ABCDの対角線なので、
BD=AB2+AD2=102+102=200=102BD = \sqrt{AB^2 + AD^2} = \sqrt{10^2 + 10^2} = \sqrt{200} = 10\sqrt{2}
したがって、PQ=102PQ = 10\sqrt{2}です。
次に、AGの長さを求めます。AGは立方体の対角線なので、
AG=AB2+BC2+CG2=102+102+102=300=103AG = \sqrt{AB^2 + BC^2 + CG^2} = \sqrt{10^2 + 10^2 + 10^2} = \sqrt{300} = 10\sqrt{3}
四角形APGQは等脚台形です。AP=GQ=555\sqrt{5}, PQ=10210\sqrt{2}, AG=10310\sqrt{3}です。
この四角形を線分ACで二つの三角形に分割します。
三角形APQと三角形AQGの面積をそれぞれ求めても良いですが、今回は高さを使って考えます。
等脚台形APGQの面積は、(PQ+AG)h2=(102+AG)h2 \frac{(PQ+AG)h}{2} = \frac{(10\sqrt{2} + AG)h}{2} で求められます。
Aから線分PQへ垂線を下ろし、交点をIとすると、AIは台形APGQの高さに相当します。
線分AIを求めるのは難しいので、別の方法で考えます。
四角形APGQは菱形であることに注目します。菱形の面積は対角線の積の半分で求められます。
対角線AG=10310\sqrt{3}がわかっているので、対角線PQを求める必要があります。先ほど求めたように、PQ=10210\sqrt{2}です。
したがって、四角形APGQの面積は、
12×AG×PQ=12×103×102=506 \frac{1}{2} \times AG \times PQ = \frac{1}{2} \times 10\sqrt{3} \times 10\sqrt{2} = 50\sqrt{6}

3. 最終的な答え

四角形APGQの面積は50650\sqrt{6} cm2cm^2です。

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