一辺の長さが10cmの正三角形ABCがある。辺BC上にBP=2cmとなる点Pをとる。頂点Aが点Pに重なるように正三角形の紙を折るとき、辺AB, ACと折り目の交点をそれぞれD, Eとする。このとき、ADの長さ、AEの長さ、および三角形ADEの面積を求める。
2025/8/10
1. 問題の内容
一辺の長さが10cmの正三角形ABCがある。辺BC上にBP=2cmとなる点Pをとる。頂点Aが点Pに重なるように正三角形の紙を折るとき、辺AB, ACと折り目の交点をそれぞれD, Eとする。このとき、ADの長さ、AEの長さ、および三角形ADEの面積を求める。
2. 解き方の手順
まず、折り返した図形を考える。折り目によって、APは線分ADと線分AEの垂直二等分線となる。
したがって、AD = PD, AE = PEとなる。
BP = 2cm, BC = 10cmであるから、PC = BC - BP = 10 - 2 = 8cm。
また、三角形ABCは正三角形なので、∠B = ∠C = 60°。
三角形PBDにおいて、∠B = 60°、BD = xとすると、AD = 10 - xであり、PD = ADなので、PD = 10 - x。
余弦定理より、
したがって、AD = 10 - (16/3) = 30/3 - 16/3 = 14/3 cm
次に、三角形PCEにおいて、CE = yとすると、AE = 10 - yであり、PE = AEなので、PE = 10 - y。
余弦定理より、
したがって、AE = 10 - 3 = 7 cm
三角形ADEの面積を求める。
AD = 14/3, AE = 7, ∠A = 60°
三角形ADEの面積 =
3. 最終的な答え
AD = 14/3 cm
AE = 7 cm
三角形ADEの面積 = (49√3)/6 cm²