直線 $l: y = x + 4$ と直線 $m: y = -2x + 7$ が与えられています。 $l$ と $m$ の交点を $A$, $l$ と $y$ 軸の交点を $B$, $m$ と $x$ 軸の交点を $C$, $l$ と $x$ 軸の交点を $D$ とします。 三角形 $ACD$ の内部にある長方形 $FQPE$ は, 辺 $QP$ が $x$ 軸上にあり, 頂点 $E, F$ がそれぞれ $AC, AD$ 上にあります。 このとき、以下の問いに答えます。 (1) 点 $A$ の座標を求めなさい。 (2) 四角形 $ABOC$ の面積を求めなさい。 (3) 長方形 $FQPE$ が正方形になるとき、点 $F$ の座標を求めなさい。

幾何学直線交点座標面積長方形正方形台形
2025/8/12

1. 問題の内容

直線 l:y=x+4l: y = x + 4 と直線 m:y=2x+7m: y = -2x + 7 が与えられています。
llmm の交点を AA, llyy 軸の交点を BB, mmxx 軸の交点を CC, llxx 軸の交点を DD とします。
三角形 ACDACD の内部にある長方形 FQPEFQPE は, 辺 QPQPxx 軸上にあり, 頂点 E,FE, F がそれぞれ AC,ADAC, AD 上にあります。
このとき、以下の問いに答えます。
(1) 点 AA の座標を求めなさい。
(2) 四角形 ABOCABOC の面積を求めなさい。
(3) 長方形 FQPEFQPE が正方形になるとき、点 FF の座標を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 点 A の座標を求める。
AA は直線 ll と直線 mm の交点なので、連立方程式
y=x+4y = x + 4
y=2x+7y = -2x + 7
を解けばよい。
x+4=2x+7x + 4 = -2x + 7
3x=33x = 3
x=1x = 1
y=1+4=5y = 1 + 4 = 5
したがって、点 AA の座標は (1,5)(1, 5) である。
(2) 四角形 ABOCABOC の面積を求める。
BB は直線 l:y=x+4l: y = x + 4yy 軸の交点なので, x=0x=0 より y=4y = 4。したがって B(0,4)B(0, 4) である。
CC は直線 m:y=2x+7m: y = -2x + 7xx 軸の交点なので, y=0y=0 より 0=2x+70 = -2x + 7, 2x=72x = 7, x=72x = \frac{7}{2}。したがって C(72,0)C(\frac{7}{2}, 0) である。
四角形 ABOCABOC は台形なので、面積は
12(OB+AC)×OC=12(4+5)×72=12×9×72=634\frac{1}{2} (OB + AC) \times OC = \frac{1}{2} (4 + 5) \times \frac{7}{2} = \frac{1}{2} \times 9 \times \frac{7}{2} = \frac{63}{4}
(3) 長方形 FQPEFQPE が正方形になるとき、点 FF の座標を求める。
DD は直線 l:y=x+4l: y = x + 4xx 軸の交点なので, y=0y=0 より 0=x+40 = x + 4, x=4x = -4。したがって D(4,0)D(-4, 0) である。
FF は直線 ADAD 上にある。直線 ADAD の方程式を求める。
A(1,5),D(4,0)A(1, 5), D(-4, 0) より, 直線 ADAD の傾きは 501(4)=55=1\frac{5-0}{1-(-4)} = \frac{5}{5} = 1
したがって、直線 ADAD の方程式は y=x+4y = x + 4
FQPEFQPE が正方形なので、FQ=QPFQ = QP である。点 FF の座標を (x,y)(x, y) とすると、FQ=yFQ = y であり、QP=xQP = |x| (ただし、x<0x < 0)なので、QP=xQP = -x
したがって、y=xy = -x
FF は直線 ADAD 上にあるので、y=x+4y = x + 4 を満たす。
y=xy = -xy=x+4y = x + 4 に代入すると, x=x+4-x = x + 4, 2x=4-2x = 4, x=2x = -2
y=x=(2)=2y = -x = -(-2) = 2
したがって、点 FF の座標は (2,2)(-2, 2) である。

3. 最終的な答え

(1) 点 A の座標: (1,5)(1, 5)
(2) 四角形 ABOCABOC の面積: 634\frac{63}{4}
(3) 点 FF の座標: (2,2)(-2, 2)

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