正八角錐 ABCDEFGHI があります。正八角形 ABCDEFGH の一辺は $4\sqrt{6}$ cm であり、$AI = 2\sqrt{42} - 2\sqrt{62}$ cm である。そこに半径 1cm のひもを図のように最短で巻く。そのとき、ひもを含めた体積を求めよ。ただし、ひもは常に円柱のままである。また、ひもは点 O から I まで正八角形の下を通っている。
2025/8/12
1. 問題の内容
正八角錐 ABCDEFGHI があります。正八角形 ABCDEFGH の一辺は cm であり、 cm である。そこに半径 1cm のひもを図のように最短で巻く。そのとき、ひもを含めた体積を求めよ。ただし、ひもは常に円柱のままである。また、ひもは点 O から I まで正八角形の下を通っている。
2. 解き方の手順
まず、ひもの中心線が描く曲線の長さを求める必要がある。
ひもの中心線は、正八角錐の側面を何回か横切っている。
側面の展開図を考えることで、ひもの中心線の長さを計算できる。
底面の正八角形の外周は cm である。
ひもの巻き数は、図から推測して 1.5 回転と考えられる。
ひもの中心線が底面となす角度を とする。
円柱の体積を求める公式は である。ここで、 は円柱の半径、 は円柱の高さである。
この問題では、ひもは半径 1 cm の円柱なので、 である。
ひもの体積を求めるには、ひもの中心線の長さを計算し、それに円柱の断面積をかける。
ひもの中心線の長さを L とすると、
ここで、ds は微小な弧長である。
しかし、この方法では計算が非常に複雑になる。
別の方法を考える。ひもを細かく分割して、それぞれの部分の体積を計算し、それを合計する。
この問題では、ひもは円柱のままであり、ひもを巻いた体積を求める必要がある。
ひもの経路に沿って、微小な断片に分割して考える。各断片はほぼ円柱であり、その体積は で近似できる。
ひもの全長にわたってこの積分を行うことで、体積を計算できる。
なので、
ここで、L はひもの中心線の長さである。
ひもの長さLは、底面の周長と高さの情報を利用して求める。
ひもの巻き数と高さを考慮して近似的な長さを求める。
L ≒ 1.5 × (正八角形の外周) = 1.5 * (32√6) = 48√6
体積 V = π L = 48√6π
3. 最終的な答え
cm