$\triangle OAB$ において、辺 $OA$ の中点を $C$ 、辺 $OB$ を $1:2$ に内分する点を $D$ とする。線分 $AD$ と線分 $BC$ の交点を $P$ とするとき、$\vec{OP}$ を $\vec{a}$ 、$\vec{b}$ を用いて表す。ただし、$\vec{OA} = \vec{a}$ 、$\vec{OB} = \vec{b}$ とする。

幾何学ベクトル内分点一次独立平面ベクトル
2025/8/12

1. 問題の内容

OAB\triangle OAB において、辺 OAOA の中点を CC 、辺 OBOB1:21:2 に内分する点を DD とする。線分 ADAD と線分 BCBC の交点を PP とするとき、OP\vec{OP}a\vec{a}b\vec{b} を用いて表す。ただし、OA=a\vec{OA} = \vec{a}OB=b\vec{OB} = \vec{b} とする。

2. 解き方の手順

PP は線分 ADAD 上にあるので、AP:PD=s:1sAP:PD = s:1-s とすると、
OP=(1s)OA+sOD=(1s)a+s13b=(1s)a+s3b\vec{OP} = (1-s)\vec{OA} + s\vec{OD} = (1-s)\vec{a} + s\frac{1}{3}\vec{b} = (1-s)\vec{a} + \frac{s}{3}\vec{b}
PP は線分 BCBC 上にあるので、BP:PC=t:1tBP:PC = t:1-t とすると、
OP=(1t)OB+tOC=(1t)b+t12a=t2a+(1t)b\vec{OP} = (1-t)\vec{OB} + t\vec{OC} = (1-t)\vec{b} + t\frac{1}{2}\vec{a} = \frac{t}{2}\vec{a} + (1-t)\vec{b}
a\vec{a}b\vec{b} は一次独立なので、係数を比較して、
1s=t21-s = \frac{t}{2}
s3=1t\frac{s}{3} = 1-t
これらの式を解く。
まず、t=2(1s)t = 2(1-s)s3=1t\frac{s}{3} = 1-t に代入すると、
s3=12(1s)=12+2s=2s1\frac{s}{3} = 1 - 2(1-s) = 1 - 2 + 2s = 2s - 1
s=6s3s = 6s - 3
5s=35s = 3
s=35s = \frac{3}{5}
したがって、t=2(1s)=2(135)=2(25)=45t = 2(1-s) = 2(1-\frac{3}{5}) = 2(\frac{2}{5}) = \frac{4}{5}
よって、
OP=(1s)a+s3b=(135)a+3/53b=25a+15b\vec{OP} = (1-s)\vec{a} + \frac{s}{3}\vec{b} = (1-\frac{3}{5})\vec{a} + \frac{3/5}{3}\vec{b} = \frac{2}{5}\vec{a} + \frac{1}{5}\vec{b}
または
OP=t2a+(1t)b=4/52a+(145)b=25a+15b\vec{OP} = \frac{t}{2}\vec{a} + (1-t)\vec{b} = \frac{4/5}{2}\vec{a} + (1-\frac{4}{5})\vec{b} = \frac{2}{5}\vec{a} + \frac{1}{5}\vec{b}

3. 最終的な答え

OP=25a+15b\vec{OP} = \frac{2}{5}\vec{a} + \frac{1}{5}\vec{b}

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