放物線 $y=x^2$ 上を点Pが動くとき、以下の点の軌跡を求めます。 (1) 線分APを2:1に内分する点Qの軌跡。ただし、点Aは(1, 2)。 (2) 三角形PBCの重心Rの軌跡。ただし、点Bは(-1, -2)、点Cは(4, -1)。

幾何学軌跡放物線内分点重心
2025/8/7
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

放物線 y=x2y=x^2 上を点Pが動くとき、以下の点の軌跡を求めます。
(1) 線分APを2:1に内分する点Qの軌跡。ただし、点Aは(1, 2)。
(2) 三角形PBCの重心Rの軌跡。ただし、点Bは(-1, -2)、点Cは(4, -1)。

2. 解き方の手順

(1) 点Qの軌跡
点Pの座標を(t,t2)(t, t^2)とします。
点Qは線分APを2:1に内分するので、点Qの座標を(x,y)(x, y)とすると、内分点の公式より、
x=11+2t2+1=1+2t3 x = \frac{1 \cdot 1 + 2 \cdot t}{2 + 1} = \frac{1 + 2t}{3}
y=12+2t22+1=2+2t23 y = \frac{1 \cdot 2 + 2 \cdot t^2}{2 + 1} = \frac{2 + 2t^2}{3}
xxについて解くと、2t=3x12t = 3x - 1、すなわち、t=3x12t = \frac{3x - 1}{2}
これをyyの式に代入すると、
y=2+2(3x12)23=2+29x26x+143=2+9x26x+123=4+9x26x+16=9x26x+56 y = \frac{2 + 2(\frac{3x - 1}{2})^2}{3} = \frac{2 + 2 \cdot \frac{9x^2 - 6x + 1}{4}}{3} = \frac{2 + \frac{9x^2 - 6x + 1}{2}}{3} = \frac{4 + 9x^2 - 6x + 1}{6} = \frac{9x^2 - 6x + 5}{6}
よって、y=9x26x+56=32x2x+56y = \frac{9x^2 - 6x + 5}{6} = \frac{3}{2}x^2 - x + \frac{5}{6}
(2) 点Rの軌跡
点Pの座標を(t,t2)(t, t^2)とします。
点Rは三角形PBCの重心なので、点Rの座標を(x,y)(x, y)とすると、重心の公式より、
x=t+(1)+43=t+33 x = \frac{t + (-1) + 4}{3} = \frac{t + 3}{3}
y=t2+(2)+(1)3=t233 y = \frac{t^2 + (-2) + (-1)}{3} = \frac{t^2 - 3}{3}
xxについて解くと、t=3x3t = 3x - 3
これをyyの式に代入すると、
y=(3x3)233=9x218x+933=9x218x+63=3x26x+2 y = \frac{(3x - 3)^2 - 3}{3} = \frac{9x^2 - 18x + 9 - 3}{3} = \frac{9x^2 - 18x + 6}{3} = 3x^2 - 6x + 2
よって、y=3x26x+2y = 3x^2 - 6x + 2

3. 最終的な答え

(1) y=32x2x+56y = \frac{3}{2}x^2 - x + \frac{5}{6}
(2) y=3x26x+2y = 3x^2 - 6x + 2

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