球面の方程式を求める問題です。 (1) 直径の両端の座標が与えられたとき、球面の方程式を求める。 (2) 球面が通る点の座標と、3つの座標平面に接するという条件から、球面の方程式を求める。

幾何学球面球面の方程式空間図形座標
2025/8/10

1. 問題の内容

球面の方程式を求める問題です。
(1) 直径の両端の座標が与えられたとき、球面の方程式を求める。
(2) 球面が通る点の座標と、3つの座標平面に接するという条件から、球面の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
直径の両端が点A(1, -4, 3), B(3, 0, 1)であるとき、球の中心は線分ABの中点であり、球の半径は線分ABの長さの半分である。
中心の座標は
((1+3)/2,(4+0)/2,(3+1)/2)=(2,2,2)((1+3)/2, (-4+0)/2, (3+1)/2) = (2, -2, 2)
半径は
(31)2+(0(4))2+(13)2/2=4+16+4/2=24/2=6\sqrt{(3-1)^2 + (0-(-4))^2 + (1-3)^2} / 2 = \sqrt{4+16+4}/2 = \sqrt{24}/2 = \sqrt{6}
したがって、球面の方程式は
(x2)2+(y+2)2+(z2)2=6(x-2)^2 + (y+2)^2 + (z-2)^2 = 6
(2)
球面が3つの座標平面に接するので、中心の座標は(r,r,r)(r, -r, r)または(r,r,r)(r, -r, -r)などの形になり、半径はr|r|となる。
球面の方程式は
(xr)2+(y+r)2+(zr)2=r2(x-r)^2 + (y+r)^2 + (z-r)^2 = r^2x,y,z>0x, y, z > 0の場合を仮定)
点(1, -2, 5)を通るので、
(1r)2+(2+r)2+(5r)2=r2(1-r)^2 + (-2+r)^2 + (5-r)^2 = r^2
12r+r2+44r+r2+2510r+r2=r21 - 2r + r^2 + 4 - 4r + r^2 + 25 - 10r + r^2 = r^2
2r216r+30=02r^2 - 16r + 30 = 0
r28r+15=0r^2 - 8r + 15 = 0
(r3)(r5)=0(r-3)(r-5) = 0
r=3,5r=3, 5
したがって、球面の方程式は
(x3)2+(y+3)2+(z3)2=9(x-3)^2 + (y+3)^2 + (z-3)^2 = 9
(x5)2+(y+5)2+(z5)2=25(x-5)^2 + (y+5)^2 + (z-5)^2 = 25

3. 最終的な答え

(1) (x2)2+(y+2)2+(z2)2=6(x-2)^2 + (y+2)^2 + (z-2)^2 = 6
(2) (x3)2+(y+3)2+(z3)2=9(x-3)^2 + (y+3)^2 + (z-3)^2 = 9, (x5)2+(y+5)2+(z5)2=25(x-5)^2 + (y+5)^2 + (z-5)^2 = 25
中心のy座標が負であることから、rrは正の値を取ることがわかる。また、中心のx,zx,z座標は正の値をとる必要があるので、それらの符号も考慮する。符号の組み合わせは複数考えられるが、ここでは場合分けは省略した。

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