この問題は、2つの異なる円に関する問題を扱っています。 (2) 点$(2, 4)$を通り、$x$軸と$y$軸の両方に接する円の方程式を求める問題です。 (3) 3点$(1, 3)$, $(4, 2)$, $(5, -5)$を通る円の方程式を求める問題です。

幾何学円の方程式座標平面
2025/8/10

1. 問題の内容

この問題は、2つの異なる円に関する問題を扱っています。
(2) 点(2,4)(2, 4)を通り、xx軸とyy軸の両方に接する円の方程式を求める問題です。
(3) 3点(1,3)(1, 3), (4,2)(4, 2), (5,5)(5, -5)を通る円の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

(2) 点(2,4)(2, 4)を通り、xx軸とyy軸の両方に接する円
円の中心の座標を(r,r)(r, r)とおくことができます。なぜなら、xx軸とyy軸の両方に接する円の中心は、原点からの距離が等しいからです。円の方程式は次のようになります。
(xr)2+(yr)2=r2(x - r)^2 + (y - r)^2 = r^2
この円が点(2,4)(2, 4)を通るので、この点を方程式に代入します。
(2r)2+(4r)2=r2(2 - r)^2 + (4 - r)^2 = r^2
44r+r2+168r+r2=r24 - 4r + r^2 + 16 - 8r + r^2 = r^2
r212r+20=0r^2 - 12r + 20 = 0
(r2)(r10)=0(r - 2)(r - 10) = 0
r=2r = 2 または r=10r = 10
したがって、円の方程式は次の2つになります。
(x2)2+(y2)2=4(x - 2)^2 + (y - 2)^2 = 4
(x10)2+(y10)2=100(x - 10)^2 + (y - 10)^2 = 100
(3) 3点(1,3)(1, 3), (4,2)(4, 2), (5,5)(5, -5)を通る円
円の方程式をx2+y2+Ax+By+C=0x^2 + y^2 + Ax + By + C = 0とおきます。この円が3点を通るので、それぞれの点を方程式に代入します。
(1,3)(1, 3)を通る:
12+32+A(1)+B(3)+C=01^2 + 3^2 + A(1) + B(3) + C = 0
1+9+A+3B+C=01 + 9 + A + 3B + C = 0
A+3B+C=10A + 3B + C = -10
(4,2)(4, 2)を通る:
42+22+A(4)+B(2)+C=04^2 + 2^2 + A(4) + B(2) + C = 0
16+4+4A+2B+C=016 + 4 + 4A + 2B + C = 0
4A+2B+C=204A + 2B + C = -20
(5,5)(5, -5)を通る:
52+(5)2+A(5)+B(5)+C=05^2 + (-5)^2 + A(5) + B(-5) + C = 0
25+25+5A5B+C=025 + 25 + 5A - 5B + C = 0
5A5B+C=505A - 5B + C = -50
3つの式を連立させて解きます。
A+3B+C=10A + 3B + C = -10 (1)
4A+2B+C=204A + 2B + C = -20 (2)
5A5B+C=505A - 5B + C = -50 (3)
(2) - (1):
3AB=103A - B = -10 (4)
(3) - (1):
4A8B=404A - 8B = -40
A2B=10A - 2B = -10 (5)
(4) - 3 * (5):
3AB3(A2B)=103(10)3A - B - 3(A - 2B) = -10 - 3(-10)
3AB3A+6B=10+303A - B - 3A + 6B = -10 + 30
5B=205B = 20
B=4B = 4
(5)に代入:
A2(4)=10A - 2(4) = -10
A8=10A - 8 = -10
A=2A = -2
(1)に代入:
2+3(4)+C=10-2 + 3(4) + C = -10
2+12+C=10-2 + 12 + C = -10
10+C=1010 + C = -10
C=20C = -20
したがって、円の方程式はx2+y22x+4y20=0x^2 + y^2 - 2x + 4y - 20 = 0です。

3. 最終的な答え

(2) (x2)2+(y2)2=4(x - 2)^2 + (y - 2)^2 = 4(x10)2+(y10)2=100(x - 10)^2 + (y - 10)^2 = 100
(3) x2+y22x+4y20=0x^2 + y^2 - 2x + 4y - 20 = 0

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