$\triangle ABC$ において、辺 $BC$ を $3:2$ に外分する点を $D$、$\triangle ABC$ の重心を $G$ とする。$\vec{AB} = \vec{b}$、$\vec{AC} = \vec{c}$ とするとき、$\vec{DG}$ を $\vec{b}$、$\vec{c}$ を用いて表す。

幾何学ベクトル外分重心ベクトル計算
2025/8/10

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC において、辺 BCBC3:23:2 に外分する点を DDABC\triangle ABC の重心を GG とする。AB=b\vec{AB} = \vec{b}AC=c\vec{AC} = \vec{c} とするとき、DG\vec{DG}b\vec{b}c\vec{c} を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、点 DD の位置ベクトルを求めます。
BCBC3:23:2 に外分する点 DD の位置ベクトル AD\vec{AD} は、
AD=2AB+3AC32=2b+3c\vec{AD} = \frac{-2\vec{AB} + 3\vec{AC}}{3-2} = -2\vec{b} + 3\vec{c}
次に、重心 GG の位置ベクトルを求めます。
重心 GG の位置ベクトル AG\vec{AG} は、
AG=AB+AC+AA3=AB+AC+03=b+c3\vec{AG} = \frac{\vec{AB} + \vec{AC} + \vec{AA}}{3} = \frac{\vec{AB} + \vec{AC} + \vec{0}}{3} = \frac{\vec{b} + \vec{c}}{3}
最後に、DG\vec{DG} を求めます。
DG=AGAD\vec{DG} = \vec{AG} - \vec{AD}
=b+c3(2b+3c)= \frac{\vec{b} + \vec{c}}{3} - (-2\vec{b} + 3\vec{c})
=b+c3+2b3c= \frac{\vec{b} + \vec{c}}{3} + 2\vec{b} - 3\vec{c}
=b+c+6b9c3= \frac{\vec{b} + \vec{c} + 6\vec{b} - 9\vec{c}}{3}
=7b8c3= \frac{7\vec{b} - 8\vec{c}}{3}
=73b83c= \frac{7}{3}\vec{b} - \frac{8}{3}\vec{c}

3. 最終的な答え

DG=73b83c\vec{DG} = \frac{7}{3}\vec{b} - \frac{8}{3}\vec{c}

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