問題は、直線 $y=2x+8$ と直線 $y=ax$ が与えられた座標平面において、いくつかの点の座標や関係性が示された上で、以下の3つの問いに答えるものです。 (ア) 直線 $y=ax$ の $a$ の値を求める。 (イ) 直線ADの式を $y=mx+n$ とするとき、$m$ と $n$ の値を求める。 (ウ) 点Fが線分OBの中点、点Gが線分DE上の点である時、直線FGが四角形OEDCの面積を2等分するとき、点Gのx座標を求める。

幾何学座標平面直線連立方程式台形面積
2025/8/11

1. 問題の内容

問題は、直線 y=2x+8y=2x+8 と直線 y=axy=ax が与えられた座標平面において、いくつかの点の座標や関係性が示された上で、以下の3つの問いに答えるものです。
(ア) 直線 y=axy=axaa の値を求める。
(イ) 直線ADの式を y=mx+ny=mx+n とするとき、mmnn の値を求める。
(ウ) 点Fが線分OBの中点、点Gが線分DE上の点である時、直線FGが四角形OEDCの面積を2等分するとき、点Gのx座標を求める。

2. 解き方の手順

(ア)
点Cの座標が (6,8)(6,8) であることから、直線 y=axy=ax は点Cを通ることがわかります。
したがって、点Cの座標を直線 y=axy=ax に代入すると、
8=a×68 = a \times 6
a=86=43a = \frac{8}{6} = \frac{4}{3}
(イ)
点Aは直線 y=2x+8y=2x+8xx 軸の交点であるから、y=0y=0 を代入すると
0=2x+80 = 2x + 8
x=4x = -4
したがって、点Aの座標は (4,0)(-4,0) です。
点Dのx座標は6であり、OE=CDOE = CD かつ OE=4OE = 4であるから、点Dのy座標は2です。点Dの座標は (6,2)(6,2) です。
点Aの座標 (4,0)(-4,0) と点Dの座標 (6,2)(6,2) を直線 y=mx+ny=mx+n に代入すると、
0=4m+n0 = -4m + n
2=6m+n2 = 6m + n
2つの式を連立させて解きます。
上の式から下の式を引くと
2=10m-2 = -10m
m=15m = \frac{1}{5}
これを0=4m+n0 = -4m + nに代入すると
0=4×15+n0 = -4 \times \frac{1}{5} + n
n=45n = \frac{4}{5}
(ウ)
点Bは直線 y=2x+8y=2x+8yy 軸の交点であるから、x=0x=0 を代入すると y=8y=8。したがって点Bの座標は (0,8)(0,8) です。
点Fは線分OBの中点であるから、その座標は (0,4)(0,4) です。
点Eはy軸上の点で、OE=CD=2OE=CD=2であるから、点Eの座標は (0,4)(0,-4) です。点Dの座標は (6,2)(6,2) です。
直線DEの式は、傾きが2(4)60=66=1\frac{2-(-4)}{6-0} = \frac{6}{6} = 1なので、y=x4y = x - 4となります。
点Gは直線DE上の点であるので、点Gの座標を (x,x4)(x, x-4) とおけます。
直線FGの式は、傾きがx44x0=x8x\frac{x-4-4}{x-0} = \frac{x-8}{x}なので、y=x8xx+4y = \frac{x-8}{x}x + 4となります。
四角形OEDCの面積は、台形の面積=12×(上底+下底)×高さ台形の面積 = \frac{1}{2} \times (上底+下底) \times 高さなので、
12×(4+2)×6=18\frac{1}{2} \times (4 + 2) \times 6 = 18
直線FGが四角形OEDCの面積を2等分するということは、直線FGとy軸と線分DEで囲まれた部分の面積が182=9\frac{18}{2}=9になるということです。
その面積は12(x4+4)x=12x2=9\frac{1}{2}(x-4+4)x= \frac{1}{2}x^2=9
x2=18x^2 = 18
x=±32x = \pm 3\sqrt{2}
しかし、図から点GはDE上の点なので、0<x<60 < x < 6なので、x=32x = 3\sqrt{2}
点Gのx座標は13\frac{1}{3}である。
したがって、け=1, こ=3, さ=3です。

3. 最終的な答え

(ア) a=43a = \frac{4}{3}
(イ) m=15m = \frac{1}{5}, n=45n = \frac{4}{5}
(ウ) 133\frac{13}{3}

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