(1) 点 A(3,2) と B(1,−2) が円 C 上にあるので、それぞれの座標を円 C の方程式に代入します。 A(3,2) を代入すると: 32+22−8(3)+a(2)+b=0⇒9+4−24+2a+b=0⇒2a+b=11 B(1,−2) を代入すると: 12+(−2)2−8(1)+a(−2)+b=0⇒1+4−8−2a+b=0⇒−2a+b=3 この2つの式を連立して解きます。
2a+b=11 と −2a+b=3 を足すと 2b=14⇒b=7 b=7 を 2a+b=11 に代入すると 2a+7=11⇒2a=4⇒a=2 したがって、a=2, b=7 です。 (2) 円 C の方程式は x2+y2−8x+2y+7=0 です。 平方完成を行うと、 (x2−8x)+(y2+2y)+7=0⇒(x2−8x+16)+(y2+2y+1)+7−16−1=0⇒(x−4)2+(y+1)2=10 したがって、円 C の中心は (4,−1) であり、半径は 10 です。 点 A(3,2) における円 C の接線の方程式を求めます。 円の中心を O(4,−1) とすると、直線 OA の傾きは 3−42−(−1)=−13=−3 です。 接線は直線 OA に垂直なので、接線の傾きは 31 です。 点 A(3,2) を通り傾きが 31 の直線の方程式は y−2=31(x−3)⇒y=31x−1+2⇒y=31x+1 A(3,2) と B(1,−2) を通る直線の傾きは 3−12−(−2)=24=2 です。 直線 AB の方程式は y−2=2(x−3)⇒y=2x−6+2⇒y=2x−4 です。 領域 D は、円 C:(x−4)2+(y+1)2≤10 と直線 y≥2x−4 で囲まれた領域です。 k=x−y とおくと y=x−k となり、この直線が領域 D と共有点を持つときの k の最大値と最小値を求めます。 y=x−k を円の方程式に代入すると (x−4)2+(x−k+1)2=10 (x−4)2+(x−(k−1))2=10⇒x2−8x+16+x2−2(k−1)x+(k−1)2=10 2x2−(8+2(k−1))x+16+(k−1)2−10=0⇒2x2−(2k+6)x+k2−2k+7=0 判別式 D=(2k+6)2−4(2)(k2−2k+7)=0 4k2+24k+36−8k2+16k−56=0⇒−4k2+40k−20=0⇒k2−10k+5=0 k=210±100−20=210±80=210±45=5±25 k の最大値は 5+25、最小値は 5−25 です。 また、直線 y=x−k が直線 y=2x−4 に一致するとき、x−k=2x−4 より、x=4−k となる。この直線が領域 D と接するとき,k=5±25 である。 x−y は (3,2) を通るとき 3−2=1 となるので、最大値は5+25 ではない。 領域 D 上を動く点(x, y) に対し x-y が最大となるのは点 B(1, -2) の時で、最大値は 1−(−2)=3 領域 D 上を動く点(x, y) に対し x-y が最小となるのは点 A(3, 2) の時ではないので、接点から判断する。