右図のような円錐について、以下の3つの問いに答える。 (ア) この円錐の体積を求める。 (イ) 円の中心Oと線分PAとの距離を求める。 (ウ) 円錐の側面上を点Aから線分PCと交わるように点Bまで最短の線を引き、線分PCとの交点をDとする。このとき、線分ADの長さを求める。 与えられている情報は、AB = 4cm, AP = 6cm, OP = $4\sqrt{2}$cm, $\angle AOC = 90^\circ$である。
2025/8/11
1. 問題の内容
右図のような円錐について、以下の3つの問いに答える。
(ア) この円錐の体積を求める。
(イ) 円の中心Oと線分PAとの距離を求める。
(ウ) 円錐の側面上を点Aから線分PCと交わるように点Bまで最短の線を引き、線分PCとの交点をDとする。このとき、線分ADの長さを求める。
与えられている情報は、AB = 4cm, AP = 6cm, OP = cm, である。
2. 解き方の手順
(ア) 円錐の体積を求める。
底面の半径はAB/2 = 4/2 = 2 cm である。
円錐の高さはOP = cm である。
したがって、円錐の体積は
cm
(イ) 点Oと線分PAとの距離を求める。
三角形OPAの面積を2通りの方法で計算する。
まず、底辺をPAとすると、PA = 6cm であり、高さが求める距離dである。
したがって、面積は
次に、底辺をOAとすると、OA = 2cm である。
このとき、高さは点PからOAに下ろした垂線の長さである。
点OからOAに下ろした垂線はOAであるので、三角形OPAは直角三角形である。
したがって、面積は
よって、より、 cm
(ウ) 円錐の側面上に、点Aから線分PCと交わるように点Bまで最短の線を引く。展開図を考えると、これは扇形において、点Aから点Bまで直線を引くことに相当する。
円錐の展開図において、扇形の半径はAP = 6 cmであり、弧の長さは底面の円周 である。
扇形の中心角をとすると、より、 (ラジアン) = である。
点Aから点Bまで最短の線を引き、線分PCとの交点をDとする。
= とすると、 なので、°となる。
なので、円周角の定理より、。展開図より、となる。
, 底面の円周=cm より、円錐の側面を切り開いた展開図は半径6cmの扇形となり、その中心角は、、中心角。
,,とすると、より、
3. 最終的な答え
(ア)
1. $\frac{16\sqrt{2}}{3} \pi$ cm$^3$
(イ) cm
(ウ)