四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルがそれぞれ $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$ で与えられている。三角形ABCの重心をGとし、線分DGを3:7に内分する点をPとする。点Pの位置ベクトル $\vec{p}$ を $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$ を用いて表す。

幾何学ベクトル空間ベクトル重心内分点四面体
2025/8/10

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルがそれぞれ a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d} で与えられている。三角形ABCの重心をGとし、線分DGを3:7に内分する点をPとする。点Pの位置ベクトル p\vec{p}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d} を用いて表す。

2. 解き方の手順

まず、三角形ABCの重心Gの位置ベクトル g\vec{g}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c} で表す。
重心Gの位置ベクトルは、各頂点の位置ベクトルの平均なので、
g=a+b+c3\vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3}
次に、線分DGを3:7に内分する点Pの位置ベクトル p\vec{p}g\vec{g}d\vec{d} で表す。内分点の公式より、
p=7g+3d3+7=7g+3d10\vec{p} = \frac{7\vec{g} + 3\vec{d}}{3+7} = \frac{7\vec{g} + 3\vec{d}}{10}
最後に、g\vec{g}a+b+c3\frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3} を代入して、p\vec{p}a\vec{a}, b\vec{b}, c\vec{c}, d\vec{d} で表す。
p=7(a+b+c3)+3d10=73(a+b+c)+3d10\vec{p} = \frac{7(\frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3}) + 3\vec{d}}{10} = \frac{\frac{7}{3}(\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}) + 3\vec{d}}{10}
p=7(a+b+c)+9d30\vec{p} = \frac{7(\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}) + 9\vec{d}}{30}
p=730a+730b+730c+930d\vec{p} = \frac{7}{30}\vec{a} + \frac{7}{30}\vec{b} + \frac{7}{30}\vec{c} + \frac{9}{30}\vec{d}

3. 最終的な答え

p=730a+730b+730c+310d\vec{p} = \frac{7}{30}\vec{a} + \frac{7}{30}\vec{b} + \frac{7}{30}\vec{c} + \frac{3}{10}\vec{d}

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