まず、点Aを原点とし、AB=b, AC=c となるように座標を設定します。 AD=31AB=31b AE=21AB+21AC=21b+21c AF=21AC+21AD=21c+61b 次に、線分DF上の点Pを AP=(1−s)AD+sAF と表します。(s は実数) 同様に、線分AE上の点Pを AP=(1−t)AA+tAE=tAE と表します。(t は実数) つまり、
AP=(1−s)31b+s(21c+61b)=(31−31s+61s)b+21sc=(31−61s)b+21sc AP=t(21b+21c)=21tb+21tc b と c は一次独立なので、 31−61s=21t 21s=21t 31−61s=21s 31=62s+61s=63s=21s AP=21tb+21tc=21sb+21sc=21(32)b+21(32)c=31b+31c ここで、線分DFの中点をMとすると、
AM=2AD+AF=231b+(21c+61b)=221b+21c=41b+41c 線分AEの中点をNとすると、
AN=2AE=221b+21c=41b+41c AP=(31b+31c)=2(61b+61c) ここで、DFとAEの交点をPとすると、DFの中点とAEの中点が一致することを示す必要がある.
AD:DB = 1:2より、AD = (1/3)ABとなる。EはBCの中点、FはCDの中点である。
CD=AD−AC=(1/3)b−c AF=AC+(1/2)CD=(1/2)(AD+AC)=(1/2)((1/3)b+c)=(1/6)b+(1/2)c DFの中点はMとすると AM=(1/2)(AD+AF)=(1/2)((1/3)b+(1/6)b+(1/2)c)=(1/2)((1/2)b+(1/2)c)=(1/4)b+(1/4)c AEの中点はNとすると、AN=(1/2)AE=(1/2)((1/2)b+(1/2)c)=(1/4)b+(1/4)c したがって、AM=AN であり、MとNは一致する。つまり、DFとAEはそれぞれの中点で交わる。