底面の半径が4cm、母線の長さが16cmの円錐がある。底面の周上にある点Aから、円錐の側面を1周して元の点Aまで、ひもをゆるまないようにかける。 (1) 円錐の展開図で、側面のおうぎ形の中心角を求める。 (2) ひもの長さが最も短くなるときの長さを求める。

幾何学円錐展開図おうぎ形三平方の定理
2025/8/11

1. 問題の内容

底面の半径が4cm、母線の長さが16cmの円錐がある。底面の周上にある点Aから、円錐の側面を1周して元の点Aまで、ひもをゆるまないようにかける。
(1) 円錐の展開図で、側面のおうぎ形の中心角を求める。
(2) ひもの長さが最も短くなるときの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) 円錐の展開図のおうぎ形の中心角を求める。
おうぎ形の弧の長さは、底面の円周の長さに等しい。
底面の円周は、2πr=2π×4=8π2 \pi r = 2 \pi \times 4 = 8 \pi cm。
おうぎ形の半径は、母線の長さに等しいので、16cm。
おうぎ形の中心角をθ\thetaとすると、おうぎ形の弧の長さは、2π×16×θ360=32π×θ3602 \pi \times 16 \times \frac{\theta}{360} = 32 \pi \times \frac{\theta}{360}
これらが等しいので、8π=32π×θ3608 \pi = 32 \pi \times \frac{\theta}{360}
832=θ360\frac{8}{32} = \frac{\theta}{360}
14=θ360\frac{1}{4} = \frac{\theta}{360}
θ=3604=90\theta = \frac{360}{4} = 90 度。
(2) ひもの長さが最も短くなるとき、ひもは点Aから点Aへの最短距離を通る。これは円錐の展開図上では線分となる。
円錐の展開図において、おうぎ形の中心をOとし、点Aから出発して再び点Aに戻ってくる。展開図における線分AAの長さが、求めるひもの長さとなる。
このとき、三角形OAAは二等辺三角形となり、OA = OA = 16cm、角AOA = 90度。
線分AAの長さをxxとすると、三平方の定理より、x2=162+162=256+256=512x^2 = 16^2 + 16^2 = 256 + 256 = 512
よって、x=512=256×2=162x = \sqrt{512} = \sqrt{256 \times 2} = 16\sqrt{2} cm。

3. 最終的な答え

(1) 90
(2) 16216\sqrt{2}

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