長方形ABCDの周上を点PがBからCを通ってDまで毎秒1cmの速さで動く。点PがBを出発してx秒後の三角形ABPの面積を$y \mathrm{cm}^2$とする。 (1) $0 \le x \le 8$のとき、$y$を$x$の式で表す。 (2) $x=10$のとき、$y$の値を求める。

幾何学面積長方形三角形関数速度
2025/8/8

1. 問題の内容

長方形ABCDの周上を点PがBからCを通ってDまで毎秒1cmの速さで動く。点PがBを出発してx秒後の三角形ABPの面積をycm2y \mathrm{cm}^2とする。
(1) 0x80 \le x \le 8のとき、yyxxの式で表す。
(2) x=10x=10のとき、yyの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 点Pが辺BC上にあるとき、0x80 \le x \le 8である。このとき、BP = xx cmであり、AB = 4 cmである。
三角形ABPの面積は、底辺をBP、高さをABと考えると、
y=12×BP×AB=12×x×4=2xy = \frac{1}{2} \times BP \times AB = \frac{1}{2} \times x \times 4 = 2x
したがって、y=2xy = 2xである。
(2) x=10x=10のとき、点Pは辺CD上にある。
BCの長さは8cmなので、点PはCを通り過ぎている。CPの長さは 108=210 - 8 = 2 cm。よって、DPの長さは 82=68 - 2 = 6 cm。
三角形ABPの面積は、台形ABCDの面積から、三角形ADPと三角形BCPの面積を引くことで求められる。
台形ABCDの面積 = (8+6)×42=28\frac{(8+6) \times 4}{2} = 28
三角形ADPの面積 = 6×42=12\frac{6 \times 4}{2} = 12
三角形BCPの面積 = 2×42=4\frac{2 \times 4}{2} = 4
y=長方形ABCDの面積三角形ADPの面積y = \text{長方形ABCDの面積} - \text{三角形ADPの面積}
長方形ABCDの面積 = 8×4=328 \times 4 = 32
三角形ADPの面積 = (8x)×42=(810)×42=4\frac{(8-x) \times 4}{2} = \frac{(8-10) \times 4}{2} = -4はありえないので、yy の値を別の方法で考える。
点PがCD上にあるとき、三角形ABPの面積は、ABを底辺とすると、高さはBCの長さに等しく、高さは4cm。
x=10の場合、点PはDから2cm離れた位置にあり、三角形ABPの高さは4cm。三角形ABPの面積は、底辺AB=4cm、高さCD=8cmと考えると、三角形の面積は変化しない。
底辺をABとすると、高さはBC。
よってy=12×4×8=16y = \frac{1}{2} \times 4 \times 8 = 16

3. 最終的な答え

(1) y=2xy = 2x
(2) y=16y = 16

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