図に示された直線 $l$ と直線 $m$ の式が与えられている。それぞれの図において、三角形ABCの面積を求めよ。 (1) 直線 $l: y = x + 2$ と直線 $m: y = -3x + 6$ 、点Aの座標が $(1,3)$。 (2) 直線 $l: y = \frac{1}{2}x + 1$ と直線 $m: y = -2x + 11$。 (3) 直線 $l: y = x - 5$ と直線 $m: y = -\frac{3}{2}x + 5$。

幾何学図形面積直線座標
2025/8/8

1. 問題の内容

図に示された直線 ll と直線 mm の式が与えられている。それぞれの図において、三角形ABCの面積を求めよ。
(1) 直線 l:y=x+2l: y = x + 2 と直線 m:y=3x+6m: y = -3x + 6 、点Aの座標が (1,3)(1,3)
(2) 直線 l:y=12x+1l: y = \frac{1}{2}x + 1 と直線 m:y=2x+11m: y = -2x + 11
(3) 直線 l:y=x5l: y = x - 5 と直線 m:y=32x+5m: y = -\frac{3}{2}x + 5

2. 解き方の手順

三角形ABCの面積を求めるには、それぞれの頂点の座標を特定し、それらを利用して面積を計算する必要がある。
(1)
まず、点Bと点Cの座標を求める。
点Bは直線 llmm の交点なので、連立方程式を解く。
y=x+2y = x + 2
y=3x+6y = -3x + 6
これを解くと、
x+2=3x+6x + 2 = -3x + 6
4x=44x = 4
x=1x = 1
y=1+2=3y = 1 + 2 = 3
したがって、点Bの座標は (1,3)(1, 3)。しかし、点Aの座標も(1,3)(1, 3)と与えられているため、これは問題の設定がおかしい。直線llmmの交点が点Aと等しくなる。したがって、この問題では三角形は作れないので、面積は0である。
(2)
点Bは直線 llyy 切片なので、x=0x = 0 を代入すると y=1y = 1。したがって点Bの座標は (0,1)(0, 1)
点Cは直線 mmxx 切片なので、y=0y = 0 を代入すると 0=2x+110 = -2x + 11。よって、x=112x = \frac{11}{2}。したがって点Cの座標は (112,0)(\frac{11}{2}, 0)
点Aは直線 llmm の交点なので、連立方程式を解く。
y=12x+1y = \frac{1}{2}x + 1
y=2x+11y = -2x + 11
これを解くと、
12x+1=2x+11\frac{1}{2}x + 1 = -2x + 11
52x=10\frac{5}{2}x = 10
x=4x = 4
y=12(4)+1=3y = \frac{1}{2}(4) + 1 = 3
したがって、点Aの座標は (4,3)(4, 3)
三角形ABCの面積は、点B(0,1)(0, 1), 点C(112,0)(\frac{11}{2}, 0), 点A(4,3)(4, 3)を使って計算できる。
座標を用いて三角形の面積を求める公式(靴ひも公式または行列式を使う方法)を使う。
S=12(00+1123+41)(1112+04+30)S = \frac{1}{2} |(0 \cdot 0 + \frac{11}{2} \cdot 3 + 4 \cdot 1) - (1 \cdot \frac{11}{2} + 0 \cdot 4 + 3 \cdot 0)|
S=12(332+4)(112)S = \frac{1}{2} |(\frac{33}{2} + 4) - (\frac{11}{2})|
S=12332+4112S = \frac{1}{2} |\frac{33}{2} + 4 - \frac{11}{2}|
S=12222+4S = \frac{1}{2} |\frac{22}{2} + 4|
S=1211+4S = \frac{1}{2} |11 + 4|
S=1215S = \frac{1}{2} |15|
S=152S = \frac{15}{2}
(3)
点Bは直線 llyy 切片なので、x=0x = 0 を代入すると y=5y = -5。したがって点Bの座標は (0,5)(0, -5)
点Cは直線 mmyy 切片なので、x=0x = 0 を代入すると y=5y = 5。したがって点Cの座標は (0,5)(0, 5)
点Aは直線 llmm の交点なので、連立方程式を解く。
y=x5y = x - 5
y=32x+5y = -\frac{3}{2}x + 5
これを解くと、
x5=32x+5x - 5 = -\frac{3}{2}x + 5
52x=10\frac{5}{2}x = 10
x=4x = 4
y=45=1y = 4 - 5 = -1
したがって、点Aの座標は (4,1)(4, -1)
三角形ABCの面積は、点B(0,5)(0, -5), 点C(0,5)(0, 5), 点A(4,1)(4, -1)を使って計算できる。
点BとCがy軸上にあるので、BCを底辺とすると高さはAのx座標になる。
BCの長さは、5(5)=105 - (-5) = 10
高さは 4=4|4| = 4
面積は12104=20\frac{1}{2} \cdot 10 \cdot 4 = 20

3. 最終的な答え

(1) 0
(2) 152\frac{15}{2}
(3) 20

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