(1)
くり抜かれた立体の形状を考えると、図形ウを軸を中心に回転させると、そのような形状になることがわかります。
(2)
くり抜いた立体の体積は、元の円柱の体積からくり抜かれた円柱の体積を引くことで求められます。
元の円柱の体積は、
V1=πr12h1=π×52×10=250π cm3 くり抜かれた円柱の体積は、
V2=πr22h2=π×32×7=63π cm3 くり抜いた立体の体積は、
V=V1−V2=250π−63π=187π cm3 (3)
くり抜かれた立体の表面積は、元の円柱の表面積に、くり抜かれた部分の内側の表面積と、底面のドーナツ型の面積の2倍を加えることで求められます。
元の円柱の表面積は、
S1=2πr12+2πr1h1=2π×52+2π×5×10=50π+100π=150π cm2 くり抜かれた円柱の内側の表面積は、
S2=2πr2h2=2π×3×7=42π cm2 底面のドーナツ型の面積は、
S3=πr12−πr22=π×52−π×32=25π−9π=16π cm2 したがって、くり抜かれた立体の表面積は、
S=S1−2πr12+S2+2S3=2πr1h1+S2+2S3=100π+42π+32π=174π cm2 あるいは、
S=2πr1h1+2πr2h2+2(πr12−πr22)=2π(5)(10)+2π(3)(7)+2(π(25)−π(9))=100π+42π+2(16π)=100π+42π+32π=174π cm2 もとの円柱の表面積は、150π cm2 で、くり抜いた立体の表面積は、174π cm2 なので、その差は24π cm2 ではない。 くり抜いた立体の表面積 = 元の円柱の側面積 + 小さい円柱の側面積 + 上下面の面積 = 2π(5)(10)+2π(3)(7)+2π(52−32)=100π+42π+32π=174π 元の円柱の表面積 = 2π(5)(10)+2π(52)=100π+50π=150π 差 = 174π−150π=24π