2点 $A(1, 3, 0)$ と $B(0, 4, -1)$ を通る直線を $l$ とする。 (1) 点 $C(1, 5, -4)$ から直線 $l$ に下ろした垂線の足 $H$ の座標を求める。 (2) 直線 $l$ に関して、点 $C$ と対称な点 $D$ の座標を求める。

幾何学空間ベクトル直線垂線対称点
2025/8/10

1. 問題の内容

2点 A(1,3,0)A(1, 3, 0)B(0,4,1)B(0, 4, -1) を通る直線を ll とする。
(1) 点 C(1,5,4)C(1, 5, -4) から直線 ll に下ろした垂線の足 HH の座標を求める。
(2) 直線 ll に関して、点 CC と対称な点 DD の座標を求める。

2. 解き方の手順

(1)
直線 ll の方向ベクトル v\vec{v} は、 v=AB=(01,43,10)=(1,1,1)\vec{v} = \vec{AB} = (0-1, 4-3, -1-0) = (-1, 1, -1) である。
HH は直線 ll 上にあるので、実数 tt を用いて、
OH=OA+tv=(1,3,0)+t(1,1,1)=(1t,3+t,t)\vec{OH} = \vec{OA} + t\vec{v} = (1, 3, 0) + t(-1, 1, -1) = (1-t, 3+t, -t)
と表せる。よって、H(1t,3+t,t)H(1-t, 3+t, -t) である。
CH=(1t1,3+t5,t(4))=(t,t2,4t)\vec{CH} = (1-t-1, 3+t-5, -t-(-4)) = (-t, t-2, 4-t)
CH\vec{CH}v\vec{v} と垂直なので、CHv=0\vec{CH} \cdot \vec{v} = 0 である。
(t)(1)+(t2)(1)+(4t)(1)=0(-t)(-1) + (t-2)(1) + (4-t)(-1) = 0
t+t24+t=0t + t - 2 - 4 + t = 0
3t6=03t - 6 = 0
t=2t = 2
したがって、H(12,3+2,2)=H(1,5,2)H(1-2, 3+2, -2) = H(-1, 5, -2)
(2)
DD は点 CC の直線 ll に関する対称点であるから、HH は線分 CDCD の中点である。
DD の座標を (x,y,z)(x, y, z) とすると、
x+12=1\frac{x+1}{2} = -1, y+52=5\frac{y+5}{2} = 5, z42=2\frac{z-4}{2} = -2
x+1=2x+1 = -2, y+5=10y+5 = 10, z4=4z-4 = -4
x=3x = -3, y=5y = 5, z=0z = 0
したがって、D(3,5,0)D(-3, 5, 0)

3. 最終的な答え

(1) H(1,5,2)H(-1, 5, -2)
(2) D(3,5,0)D(-3, 5, 0)

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