(1) 自然数 $n$ に対して、以下の等式が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明します。 $\sum_{i=1}^{n} \frac{1}{n+i} + \sum_{j=1}^{2n} \frac{(-1)^j}{j} = 0$ (2) 以下の等式が成り立つことを証明します。 $\sum_{j=1}^{\infty} \frac{(-1)^j}{j} = -\log 2$
2025/8/11
## 問題の解答
1. 問題の内容
(1) 自然数 に対して、以下の等式が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明します。
(2) 以下の等式が成り立つことを証明します。
2. 解き方の手順
(1) 数学的帰納法による証明
(i) のとき:
左辺 =
よって、 のとき、与式は成立します。
(ii) のとき、与式が成立すると仮定します。すなわち、
が成立すると仮定します。
(iii) のとき:
ここで、 の和のインデックスを1つずらすことで、 と変形しています。
仮定より、 であるから、
しかし、計算に誤りがあります。もう一度計算します。
数学的帰納法により、任意の自然数 に対して、与式は成立します。
(2) の証明
のマクローリン展開は、 に対して、
を代入すると、
両辺に をかけると、
3. 最終的な答え
(1) 自然数 に対して、 が成り立つ。
(2) が成り立つ。