ある中学校の昨年の全校生徒数は480人である。今年は男子が5%減少し、女子が10%増加した結果、全校生徒数は9人増加した。 (1) 昨年の男子の人数を $x$ 人、女子の人数を $y$ 人として、$x$ と $y$ の値を求める。 (2) 今年の男子の人数を求める。

代数学連立方程式割合文章問題
2025/8/13

1. 問題の内容

ある中学校の昨年の全校生徒数は480人である。今年は男子が5%減少し、女子が10%増加した結果、全校生徒数は9人増加した。
(1) 昨年の男子の人数を xx 人、女子の人数を yy 人として、xxyy の値を求める。
(2) 今年の男子の人数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 昨年の生徒数に関する方程式と、今年の生徒数に関する方程式を立てる。
昨年の生徒数に関する方程式は、x+y=480x + y = 480 となる。
今年の生徒数に関する方程式は、男子が5%減少し、女子が10%増加したので、
0.95x+1.1y=480+9=4890.95x + 1.1y = 480 + 9 = 489 となる。
この2つの方程式を連立方程式として解く。
x+y=480x + y = 480 より、y=480xy = 480 - x
これを 0.95x+1.1y=4890.95x + 1.1y = 489 に代入する。
0.95x+1.1(480x)=4890.95x + 1.1(480 - x) = 489
0.95x+5281.1x=4890.95x + 528 - 1.1x = 489
0.15x=489528-0.15x = 489 - 528
0.15x=39-0.15x = -39
x=390.15=260x = \frac{-39}{-0.15} = 260
y=480x=480260=220y = 480 - x = 480 - 260 = 220
したがって、昨年の男子の人数は260人、女子の人数は220人である。
(2) 今年の男子の人数は、昨年の男子の人数から5%減少したので、
260×(10.05)=260×0.95=247260 \times (1 - 0.05) = 260 \times 0.95 = 247 人となる。

3. 最終的な答え

(1) 260,220
(2) 247

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