放物線 $y = x^2 + 2x$ の頂点をCとする。放物線の $x > 0$ の部分に点Pをとると、三角形OCPの面積が3になった。点Pの座標を求めよ。

幾何学放物線三角形の面積座標二次関数
2025/8/14

1. 問題の内容

放物線 y=x2+2xy = x^2 + 2x の頂点をCとする。放物線の x>0x > 0 の部分に点Pをとると、三角形OCPの面積が3になった。点Pの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、放物線の頂点Cの座標を求める。y=x2+2xy = x^2 + 2x を平方完成すると、
y=(x+1)21y = (x+1)^2 - 1
したがって、頂点Cの座標は (1,1)(-1, -1) である。
次に、原点Oと点Cを通る直線の式を求める。
直線の傾きは 1010=1\frac{-1 - 0}{-1 - 0} = 1 であるので、直線の方程式は y=xy = x である。
点Pの座標を (t,t2+2t)(t, t^2 + 2t) とおく。ただし、t>0t > 0 である。
三角形OCPの面積を求める。点Pから直線OCまでの距離 dd は、点と直線の距離の公式から求められる。直線OCの方程式は xy=0x - y = 0 なので、
d=t(t2+2t)12+(1)2=t2t2=t2+t2d = \frac{|t - (t^2 + 2t)|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|-t^2 - t|}{\sqrt{2}} = \frac{t^2 + t}{\sqrt{2}}
なぜなら、t>0t > 0 なので、t2+t>0t^2 + t > 0
OCの長さは (10)2+(10)2=2\sqrt{(-1 - 0)^2 + (-1 - 0)^2} = \sqrt{2}
三角形OCPの面積は 12×2×t2+t2=12(t2+t)\frac{1}{2} \times \sqrt{2} \times \frac{t^2 + t}{\sqrt{2}} = \frac{1}{2}(t^2 + t)
これが3に等しいので、12(t2+t)=3\frac{1}{2}(t^2 + t) = 3
これを解くと、t2+t=6t^2 + t = 6、つまり t2+t6=0t^2 + t - 6 = 0
因数分解すると (t+3)(t2)=0(t+3)(t-2) = 0
t>0t > 0 より、t=2t = 2
したがって、点Pの座標は (2,22+2(2))=(2,8)(2, 2^2 + 2(2)) = (2, 8)

3. 最終的な答え

(2, 8)

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