四角形ABCDは平行四辺形であり、$DE = DF$であるとき、$\angle x$の大きさを求める。$\angle BFC = 60^\circ$、$\angle EDA = 10^\circ$である。

幾何学平行四辺形角度二等辺三角形内角の和
2025/8/14

1. 問題の内容

四角形ABCDは平行四辺形であり、DE=DFDE = DFであるとき、x\angle xの大きさを求める。BFC=60\angle BFC = 60^\circEDA=10\angle EDA = 10^\circである。

2. 解き方の手順

まず、平行四辺形の性質から、ADBCAD \parallel BCである。
よって、錯角は等しいので、DFC=EDA=10\angle DFC = \angle EDA = 10^\circである。
三角形DFCに着目すると、DE=DFDE = DFより、三角形DFCは二等辺三角形である。
よって、DFC=DFC=10\angle DFC = \angle DFC = 10^\circとなる。
三角形DFCの内角の和は180度なので、FDC=180(10+60)=18070=110\angle FDC = 180^\circ - (10^\circ + 60^\circ) = 180^\circ - 70^\circ = 110^\circである。
ADC=ADF+FDC\angle ADC = \angle ADF + \angle FDCより、ADF=ADCFDC\angle ADF = \angle ADC - \angle FDCとなる。
平行四辺形の対角は等しいので、ABC=ADC\angle ABC = \angle ADCである。また、平行四辺形の隣り合う角の和は180度なので、BCD+ADC=180\angle BCD + \angle ADC = 180^\circである。
60+BCF=18060^\circ + \angle BCF = 180^\circより、BCD=18060=120\angle BCD = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circである。
したがって、ADC=180BCD=180120=60\angle ADC = 180^\circ - \angle BCD = 180^\circ - 120^\circ = 60^\circである。
FDC=110\angle FDC = 110^\circだったので、ADF=60\angle ADF = 60^\circである。
三角形ADFに着目すると、DAF=180(ADF+DFA)\angle DAF = 180^\circ - (\angle ADF + \angle DFA)より、DFA=180(10+x)\angle DFA = 180^\circ - (10^\circ + x)である。
DE=DFDE = DFなので、DEF=DFE\angle DEF = \angle DFE
三角形ADEの内角の和は180度なので、AED=180(10+x)\angle AED = 180^\circ - (10^\circ + x)である。
ADF=x\angle ADF=x
CFD=180(10+60)=110\angle CFD = 180 - (10 + 60) = 110
ADC=BCD=18060=120\angle ADC = \angle BCD = 180 - 60 = 120
ADF=ADCCDF=120110=10\angle ADF = \angle ADC - \angle CDF = 120-110=10
三角形ADEは二等辺三角形なのでDE=DF=DADE=DF=DA
DAE=1802(10+x)=180202x=1602x\angle DAE = 180 - 2(10+x) = 180 - 20 - 2x = 160-2x
x\angle xは平行四辺形のD\angle D
x=40x = 40

3. 最終的な答え

x=40\angle x = 40^\circ

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