2点 $A(1,5)$ と $B(7,9)$ について、線分 $AB$ の中点 $C$ の座標と、線分 $AB$ を $1:3$ に外分する点 $D$ の座標を求めます。

幾何学座標中点外分点直線の方程式平行垂直点と直線の距離三角形の面積ベクトル
2025/8/17
## 問題61(1)

1. 問題の内容

2点 A(1,5)A(1,5)B(7,9)B(7,9) について、線分 ABAB の中点 CC の座標と、線分 ABAB1:31:3 に外分する点 DD の座標を求めます。

2. 解き方の手順

* 中点 CC の座標を求める。中点の座標は、それぞれの座標の平均を取ることで求められます。
C=(xA+xB2,yA+yB2)C = \left(\frac{x_A + x_B}{2}, \frac{y_A + y_B}{2}\right)
C=(1+72,5+92)=(82,142)C = \left(\frac{1 + 7}{2}, \frac{5 + 9}{2}\right) = \left(\frac{8}{2}, \frac{14}{2}\right)
C=(4,7)C = (4, 7)
* 外分点 DD の座標を求める。線分 ABABm:nm:n に外分する点の座標は、以下の公式で求められます。
D=(mxBnxAmn,myBnyAmn)D = \left(\frac{mx_B - nx_A}{m - n}, \frac{my_B - ny_A}{m - n}\right)
D=(173113,193513)=(732,9152)D = \left(\frac{1 \cdot 7 - 3 \cdot 1}{1 - 3}, \frac{1 \cdot 9 - 3 \cdot 5}{1 - 3}\right) = \left(\frac{7 - 3}{-2}, \frac{9 - 15}{-2}\right)
D=(42,62)=(2,3)D = \left(\frac{4}{-2}, \frac{-6}{-2}\right) = (-2, 3)

3. 最終的な答え

中点 CC の座標は (4,7)(4, 7)、外分点 DD の座標は (2,3)(-2, 3) です。
## 問題61(2)

1. 問題の内容

(2,3)(-2, 3) を通り、直線 3x4y12=03x - 4y - 12 = 0 に平行な直線 l1l_1 と、垂直な直線 l2l_2 の方程式をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

* 平行な直線 l1l_1 の方程式を求める。
直線 3x4y12=03x - 4y - 12 = 0 と平行な直線は、3x4y+k=03x - 4y + k = 0 の形になります。この直線が点 (2,3)(-2, 3) を通るので、この点を代入して kk の値を求めます。
3(2)4(3)+k=03(-2) - 4(3) + k = 0
612+k=0-6 - 12 + k = 0
k=18k = 18
したがって、平行な直線 l1l_1 の方程式は 3x4y+18=03x - 4y + 18 = 0 です。
* 垂直な直線 l2l_2 の方程式を求める。
直線 3x4y12=03x - 4y - 12 = 0 の傾きは 34\frac{3}{4} です。これに垂直な直線の傾きは 43-\frac{4}{3} です。したがって、垂直な直線 l2l_2 の方程式は y=43x+by = -\frac{4}{3}x + b の形になります。この直線が点 (2,3)(-2, 3) を通るので、この点を代入して bb の値を求めます。
3=43(2)+b3 = -\frac{4}{3}(-2) + b
3=83+b3 = \frac{8}{3} + b
b=383=983=13b = 3 - \frac{8}{3} = \frac{9 - 8}{3} = \frac{1}{3}
したがって、垂直な直線 l2l_2 の方程式は y=43x+13y = -\frac{4}{3}x + \frac{1}{3} です。これを整理すると、3y=4x+13y = -4x + 1 より 4x+3y1=04x + 3y - 1 = 0 となります。

3. 最終的な答え

平行な直線 l1l_1 の方程式は 3x4y+18=03x - 4y + 18 = 0 です。
垂直な直線 l2l_2 の方程式は 4x+3y1=04x + 3y - 1 = 0 です。
## 問題62(1)

1. 問題の内容

2点 A(1,2)A(-1, 2)B(2,2)B(2, -2) を通る直線 ll の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

2点 A(1,2)A(-1, 2)B(2,2)B(2, -2) を通る直線の傾き mm を求めます。
m=yByAxBxA=222(1)=43m = \frac{y_B - y_A}{x_B - x_A} = \frac{-2 - 2}{2 - (-1)} = \frac{-4}{3}
直線 ll の方程式は、点 A(1,2)A(-1, 2) を通ることから、y2=43(x(1))y - 2 = -\frac{4}{3}(x - (-1)) となります。
y2=43(x+1)y - 2 = -\frac{4}{3}(x + 1)
y2=43x43y - 2 = -\frac{4}{3}x - \frac{4}{3}
y=43x43+2=43x+23y = -\frac{4}{3}x - \frac{4}{3} + 2 = -\frac{4}{3}x + \frac{2}{3}
両辺に3をかけて、 3y=4x+23y = -4x + 2 となり、4x+3y2=04x + 3y - 2 = 0

3. 最終的な答え

直線 ll の方程式は 4x+3y2=04x + 3y - 2 = 0 です。
## 問題62(2)

1. 問題の内容

(1) で求めた直線 ll と点 C(4,0)C(4, 0) との距離 dd を求めます。

2. 解き方の手順

点と直線の距離の公式を利用します。直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 と点 (x0,y0)(x_0, y_0) の距離 dd は、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
今回の場合、直線は 4x+3y2=04x + 3y - 2 = 0 であり、点 C(4,0)C(4, 0) です。
d=4(4)+3(0)242+32=16+0216+9=1425=145d = \frac{|4(4) + 3(0) - 2|}{\sqrt{4^2 + 3^2}} = \frac{|16 + 0 - 2|}{\sqrt{16 + 9}} = \frac{|14|}{\sqrt{25}} = \frac{14}{5}

3. 最終的な答え

直線 ll と点 CC の距離 dd145\frac{14}{5} です。
## 問題62(3)

1. 問題の内容

ABC\triangle ABC の面積を求めます。ここで、A(1,2)A(-1, 2), B(2,2)B(2, -2), C(4,0)C(4, 0) です。

2. 解き方の手順

ABC\triangle ABC の面積は、ベクトルを用いて計算できます。AB=(2(1),22)=(3,4)\vec{AB} = (2 - (-1), -2 - 2) = (3, -4)AC=(4(1),02)=(5,2)\vec{AC} = (4 - (-1), 0 - 2) = (5, -2)
ABC=12(3)(2)(4)(5)=126+20=1214=7\triangle ABC = \frac{1}{2} |(3)(-2) - (-4)(5)| = \frac{1}{2} |-6 + 20| = \frac{1}{2} |14| = 7
または、(2)で求めた点Cと直線ABの距離と、ABの長さを用いて面積を求めることができます。
ABの長さは (2(1))2+(22)2=32+(4)2=9+16=25=5\sqrt{(2-(-1))^2 + (-2-2)^2} = \sqrt{3^2 + (-4)^2} = \sqrt{9+16} = \sqrt{25} = 5
(2)で求めた高さは 145\frac{14}{5}
したがって、面積は 12×5×145=7\frac{1}{2} \times 5 \times \frac{14}{5} = 7

3. 最終的な答え

ABC\triangle ABC の面積は 7 です。

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