複素数の分数の計算では、分母の共役複素数を分母と分子に掛けて、分母を実数にします。
(1) 3+i2−i 分母の共役複素数は 3−i なので、分母と分子に 3−i を掛けます。 3+i2−i=(3+i)(3−i)(2−i)(3−i) =9−i26−2i−3i+i2 =9−(−1)6−5i−1 =105−5i =21−21i (2) 1−i4 分母の共役複素数は 1+i なので、分母と分子に 1+i を掛けます。 1−i4=(1−i)(1+i)4(1+i) =1−i24+4i =1−(−1)4+4i =24+4i (3) 2+i2−i 分母の共役複素数は 2−i なので、分母と分子に 2−i を掛けます。 2+i2−i=(2+i)(2−i)(2−i)(2−i) =4−i24−2i−2i+i2 =4−(−1)4−4i−1 =53−4i =53−54i 分母を実数化するために、分母と分子に −2i を掛けるか、または分母と分子に i を掛けます。 2i1=2i⋅i1⋅i =2i2i =2(−1)i =−21i