A君とB君がじゃんけんを6回行うとき、A君が4回勝つ確率を求めよ。ただし、引き分けは回数に含む。

確率論・統計学確率二項分布組み合わせじゃんけん
2025/4/7

1. 問題の内容

A君とB君がじゃんけんを6回行うとき、A君が4回勝つ確率を求めよ。ただし、引き分けは回数に含む。

2. 解き方の手順

じゃんけん1回におけるA君が勝つ確率をpp、負ける確率をqq、引き分ける確率をrrとする。
このとき、p=q=r=13p = q = r = \frac{1}{3}である。
6回のじゃんけんでA君が4回勝つ確率は、二項分布を用いて計算できる。
ただし、引き分けを考慮する必要がある。
まず、6回のうち4回A君が勝ち、残り2回がA君の負けか引き分けの場合を考える。
この2回は、A君が負ける場合と引き分ける場合があるので、それぞれの確率を計算する。
A君が4回勝ち、残り2回がA君の負けである確率は、
6C4(13)4(13)2=15(13)6=15729{}_6 \mathrm{C}_4 \left( \frac{1}{3} \right)^4 \left( \frac{1}{3} \right)^2 = 15 \left( \frac{1}{3} \right)^6 = \frac{15}{729}
A君が4回勝ち、残り1回が負け、1回が引き分けである確率は、
6C4×2C1(13)4(13)1(13)1=15×2(13)6=30729{}_6 \mathrm{C}_4 \times {}_2 \mathrm{C}_1 \left( \frac{1}{3} \right)^4 \left( \frac{1}{3} \right)^1 \left( \frac{1}{3} \right)^1 = 15 \times 2 \left( \frac{1}{3} \right)^6 = \frac{30}{729}
A君が4回勝ち、残り2回が引き分けである確率は、
6C4(13)4(13)2=15(13)6=15729{}_6 \mathrm{C}_4 \left( \frac{1}{3} \right)^4 \left( \frac{1}{3} \right)^2 = 15 \left( \frac{1}{3} \right)^6 = \frac{15}{729}
したがって、A君が4回勝つ確率は、
15729+30729+15729=60729=20243 \frac{15}{729} + \frac{30}{729} + \frac{15}{729} = \frac{60}{729} = \frac{20}{243}

3. 最終的な答え

20243\frac{20}{243}

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